文献

J-GLOBAL ID：201002266705390854   整理番号：10A1544849

S=-2のハイパー原子核の構造

S=-2 Hypernuclear Structure

著者 (5件)： HIYAMA Emiko (RIKEN, Wako, JPN) ,  KAMIMURA Masayasu (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  YAMAMOTO Yasuo (Tsuru Univ., Tsuru, JPN) ,  MOTOBA Toshio (Osaka Electro-Communication Univ., Neyagawa, JPN) ,  RIJKEN Thomas A. (Radboud Univ., Nijmegen, NLD)
資料名： Progress of Theoretical Physics. Supplement  (Progress of Theoretical Physics. Supplement)
号： 185  ページ： 152-196  発行年： 2010年11月30日 
JST資料番号： Z0965A  ISSN： 0375-9687  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 3体,4体及び5体クラスタ模型とGauss展開法を用いてストレンジネスS=-2を持った軽いハイパー原子核の構造を調べた。二重Λハイパー原子核⁷_ΛΛHe,⁷_ΛΛLi,⁸_ΛΛLi,⁹_ΛΛLi,⁹_ΛΛBe,及び¹⁰_ΛΛBeのエネルギー準位をαxΛΛの4体模型の枠組みで予想した。ここで,x=n,p,d,t,³He,及びαである。また,二重Λハイパー原子核,¹¹_ΛΛBeのエネルギー準位をααnΛΛ5体模型の枠内で計算した。¹⁰_ΛΛBeとして見られたDemachi-Yanagi事象はその2⁺励起状態の観測として解釈した。最近KEK-E373実験で観測されたHida事象は¹¹_ΛΛBeの基底状態の観測として解釈した。¹²_Ξ-Be,⁵_Ξ-H,⁹_Ξ-Li,⁷_Ξ-H及び¹⁰_Ξ-Liの詳細な構造計算を2体,3体及び4体クラスタ模型の枠内で行った。⁷_Ξ-Hと¹⁰_Ξ-Liは束縛状態を持つと予測した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 理論 ,  核構造 ,  *ハイパー原子核 ,  ストレンジネス ,  *ヘリウム同位体 ,  *リチウム同位体 ,  *ベリリウム同位体 ,  *水素同位体 ,  *Λ粒子 ,  *Ξ粒子 ,  *クラスタ模型 ,  二体問題 ,  三体問題 ,  四体問題 ,  座標 ,  Schroedinger方程式 ,  波動関数 ,  核反応理論 ,  近似法 ,  エネルギー準位 ,  基底状態 ,  核スピン ,  パリティ ,  密度分布 ,  エネルギー分布 ,  直交条件法
準シソーラス用語： Jacobi座標

分類 (1件)： ハイパー原子核  (BG02060V)

引用文献 (50件)：

• DANYSZ, M. Nucl. Phys. 1963, 49, 121
• PROWSE, D. J. Phys. Rev. Lett. 1966, 17, 782
• DALITZ, R. H. Proc. R. Soc. London A. 1989, 426, 1
• AOKI, A. Prog. Theor. Phys. 1991, 85, 1287
• DOVER, C. B. Phys. Rev. C. 1991, 44, 1905

タイトルに関連する用語 (1件)： ハイパー原子核