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J-GLOBAL ID：201002266855048062   整理番号：10A0038675

排水終末処理場流出水に暴露された魚,及び自然集団からの魚の胆汁中のエストロゲン汚染物質の定量のためのガス-液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析法

Gas-liquid chromatography-tandem mass spectrometry methodology for the quantitation of estrogenic contaminants in bile of fish exposed to wastewater treatment works effluents and from wild populations

著者 (4件)： FENLON Kate A. (School of Life Sciences, Univ. of Sussex, Falmer, Brighton BN1 9QG, GBR) ,  JOHNSON Andrew C. (Centre for Ecology and Hydrology, CEH Wallingford, Wallingford OX10 8BB, GBR) ,  TYLER Charles R. (School of Biosciences, Univ. of Exeter, Exeter EX4 4PS, GBR) ,  HILL Elizabeth M. (School of Life Sciences, Univ. of Sussex, Falmer, Brighton BN1 9QG, GBR)
資料名： Journal of Chromatography A  (Journal of Chromatography A)
巻： 1217  号： 1  ページ： 112-118  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： C0278B  ISSN： 0021-9673  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 魚は,排水終末処理場(WwTWs)流出水への暴露に起因する化学汚染物質に暴露される。これらの汚染物質のいくつかはエストロゲンであり,雄の魚の雌性化,及び半陰陽固体群の存在に関係する。しかし,表面水中のエストロゲン様化学物質の微量検出は困難で,これらの汚染物質への水生生物の暴露に関する情報を与えない。本研究では,魚の胆汁中に生体濃縮するエストロゲン様物質の分析が,排出水と流出水中の雌性化汚染物質への魚の暴露の検出に使用できるかを評価した。胆汁中のエストロゲン代謝物は,酵素加水分解され,固相抽出によって部分的に精製される。ステロイドと外因性のエストロゲン様作用物質は,トリメチルシリル化され,ガスクロマトグラフィー-質量分析(GC-MS/MS)によって多重反応モニタリングを用いて定量される。この方法を未成熟の雌のニジマス(Oncorhynchus mykiss)と水道水,又は未希釈のエストローゲン流出水に10日間暴露した,又はWwTWs流出水が排出される河川下流域で捕獲した成熟したローチ(Rutilus rutilus)の胆汁にエストロゲン様化学物質を添加した試料を用いて実証した。この添加した胆汁からの目標物質の平均回収率は86~99%であり,検出限界は,ビスフェノールA(BPA),17β-エストラジオール(E2),エストロン(E1),及び17α-エチニルエストラジオール(EE2)の場合,0.1と0.7ng/mL胆汁の間であり,4-ノニルフェノールエトキシレート(NP1EO),4-ノニルフェノール(NP),及び4-ノニルフェノールジエトキシレート(NP2EO)の分岐ノニル鎖の異性体混合物の場合,11.60と327ng/mL胆汁の間であった。すべての目標物質は,WwTWs流出水に直接暴露したローチの胆汁から検出され,NPの場合,6-13μg/mL胆汁,NP1EOの場合,18-21μg/mL胆汁,NP2EOの場合,75-135μg/mL胆汁,BPA,E2,及びE1の場合,0.7-2.5μg/mL胆汁,EE2の場合,17-29μg/mL胆汁であった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *エストロゲン ,  *下水処理施設 ,  *排水 ,  *曝露 ,  生殖器疾患 ,  *胆汁中排泄 ,  *定量分析 ,  *LC-MS分析 ,  *タンデム質量分析 ,  水質汚濁物質 ,  半陰陽 ,  表面水 ,  内分泌撹乱物質 ,  微量分析 ,  水生生物 ,  生物濃縮 ,  代謝産物 ,  酵素利用反応 ,  加水分解 ,  固相抽出 ,  ステロイド ,  シリル化 ,  選択イオンモニタリング ,  同時定量 ,  *ニジマス ,  水道水 ,  *コイ科 ,  回収率 ,  *河川流域 ,  検出限界 ,  GC-MS分析 ,  アセチレン化合物 ,  フェノール類 ,  ノルステロイド ,  ジオール ,  ステロイドホルモン
準シソーラス用語： *LC-MS/MS分析 ,  トリメチルシリル化 ,  *ローチ ,  後天性雌性化 ,  多重反応モニタリング

分類 (3件)： 有機化合物の各種分析  (CC08034J) ,  動物に対する影響  (EE05040R) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W)

物質索引 (8件)： 17α-エチニルエストラジオール ,  17β-エストラジオール ,  4-ノニルフェノール ,  4-ノニルフェノールエトキシラート ,  ビスフェノールA ,  エピメテンジオール ,  17α-メチル-5α-アンドロスタン-3α,17β-ジオール ,  3′-ヒドロキシスタノゾロール

タイトルに関連する用語 (10件)： 排水 ,  流出水 ,  暴露 ,  魚 ,  胆汁 ,  エストロゲン ,  汚染物質 ,  定量 ,  液体クロマトグラフィー ,  タンデム質量分析法