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J-GLOBAL ID：201002267123465937   整理番号：10A1100344

ムギ作における難防除雑草の埋土種子調査法

Methods for surveying seed bank of selected grass weeds in winter cereals.

著者 (5件)： 浅井元朗 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター) ,  大段秀記 (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター) ,  市原実 (岐阜大学大学院連合農学研究科) ,  市原実 (静岡県農林技術研究所) ,  石田義樹 (静岡県農林技術研究所)
資料名： 雑草研究  (Journal of Weed Science and Technology)
巻： 55  号： 3  ページ： 218-227 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0809B  ISSN： 0372-798X  CODEN： ZASKAN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ムギ作の難防除雑草であるカラスムギ,ネズミムギ,スズメノテッポウおよびカズノコグサの埋土種子調査法を紹介した。カラスムギ(Avena fatua)は,直接分離法が最も簡便である。ネズミムギ(Lolium multiflorum)は,土壌粒子の大きさによって直接分離法と比重分離法を使い分ける。スズメノテッポウ(Alopecurus aequalis)は発芽法とTTC検定もしくは比重分離法で調べる。カズノコグサ(Beckmannia syzigachne)は,発芽法とTTC検定を組み合わせる。なお,調査に資するため,これらの植物の分布,生活史,種子の形態・寿命・発芽・休眠特性,幼植物の形態的特徴なども述べた。

シソーラス用語： *イネ科 ,  *穀類 ,  畑地 ,  *雑草 ,  発生予察 ,  *種子 ,  調査 ,  分離 ,  検定 ,  カラスムギ ,  イタリアンライグラス ,  *埋土種子 ,  スズメノテッポウ
準シソーラス用語： *ムギ ,  直接分離法 ,  比重分離法 ,  TTC検定 ,  Avena fatua ,  ネズミムギ ,  Lolium multiflorum ,  Alopecurus aequalis ,  カズノコグサ ,  Beckmannia syzigachne

分類 (5件)： 麦  (FC03033M) ,  雑草による植物被害  (FC04062J) ,  植物の病虫害防除一般  (FC05010F) ,  植物学研究法  (EH01020C) ,  植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (41件)：

• Adkins, S.W., M. Loewen and S.J. Symons 1987. Variation within pure lines of wild oats (Avena fatua) in relation to temperature of development. Weed Sci. 35, 169-172.
• 青木政晴・酒井長雄 2004.小麦連作ほ場におけるネズミムギの発生実態と防除対策.北陸作物学会報40, 131-134.
• 荒井正雄1961.水田裏作雑草の生態学的研究.関東東山農試研報19, 1-182.
• 浅井元朗 2008.麦作のイネ科雑草問題と対策−カラスムギ,ネズミムギを中心に−.農業技術63, 345-352.
• 浅井元朗・與語靖洋2005.関東・東海地域の麦作圃場におけるカラスムギ,ネズミムギの発生実態とその背景.雑草研究 50, 73-81.

タイトルに関連する用語 (5件)： ムギ ,  防除 ,  雑草 ,  埋土種子 ,  調査