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J-GLOBAL ID：201002267493915656   整理番号：10A1023790

単結晶ダイヤモンド工具によるコバルトレス超硬合金の切削加工-第2報 加工雰囲気が切削点温度と工具摩耗に及ぼす影響-

著者 (5件)： 由井明紀 (防衛大) ,  松岡浩司 (防衛大) ,  奥山繁樹 (防衛大) ,  北嶋孝之 (防衛大) ,  岡畑豪 (防衛大)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 54  号： 10  ページ： 613-618  発行年： 2010年10月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超硬合金に高精細な切削加工を施すことが本研究の目的である。単結晶ダイヤモンド工具を用い,コバルトレス超硬合金に対してAir,N₂,Arの各雰囲気ガス中でプレーナ加工行い,切削点温度と工具寿命について評価した。切削点から放射されてダイヤモンド工具を透過した赤外線を,光ファイバを経由してInAs素子とInSb素子に集光させることにより切削点温度を測定した結果,その値は,Air<N₂<Arの雰囲気順に高くなり,切削速度と切込みにほぼ比例する。本実験における切削点温度は250°C以下であり,ダイヤモンド工具や超硬合金の物理的特性を変化させるには至らない。ダイヤモンド工具の摩耗量はAir<N₂<Arの雰囲気順に大きくなり,これは摩擦係数や切削点温度の順に等しい。ダイヤモンド工具の摩耗は,物理的(アブレシブ)摩耗が支配的である。また,Air中では酸素吸着膜の存在によって摩耗は抑制されるが,酸素の存在が微小クラックを進展させダイヤモンド工具にチッピングを生じさせる。(著者抄録)

シソーラス用語： *ダイヤモンド工具 ,  ダイヤモンド ,  単結晶 ,  超硬合金 ,  炭化タングステン ,  *切削試験 ,  雰囲気 ,  *温度 ,  *工具摩耗 ,  アルゴン ,  窒素 ,  大気中 ,  アブレシブ摩耗 ,  加工速度 ,  プレーナ技術 ,  *平削り ,  切削抵抗 ,  *切削温度 ,  切削速度 ,  *単結晶ダイヤモンド工具 ,  鉱石 ,  宝石 ,  *機械的性質 ,  *性質

分類 (1件)： その他の切削  (QC02040C)

引用文献 (12件)：

• KURIYAMA, K. Possibility of the cutting of cemented carbide by single-crystal diamond tool. J. Jpn. Soc. Abras. Technol. 2008, 52, 11, 638
• SHAMOTO, E. Ductile mode machining of sintered carbide by applying ultrasonic elliptical vibration cutting. J. Jpn. Soc. Abras. Technol. 2003, 47, 2, 83
• TAMAKI, J. Wear of CVD diamond tool in single-point cutting of tungsten carbide. Prc. ABTEC2007. 2007, 61
• HEO, S. J. Study on cutting of cemented carbides. J. Jpn. Soc. Precis. Eng. 2003, 69, 12, 1724
• YUI, A. Cutting of tungsten carbide using a monocrystalline diamond tool -1^<st> report : Properties of friction between diamond and tungsten carbide-. J. Jpn. Soc. Abras. Technol. 2010, 54, 9, 547

タイトルに関連する用語 (8件)： 単結晶ダイヤモンド工具 ,  コバルト ,  レス ,  超硬合金 ,  切削加工 ,  雰囲気 ,  切削 ,  工具摩耗