文献

J-GLOBAL ID：201002267669176170   整理番号：10A1753623

[Os^III(tpy)(Cl)(NH=CHCH₃)(NSAr)]によるヒドリドプロトン移動(HPT)カルボニル還元の理論

Theory of Hydride-Proton Transfer (HPT) Carbonyl Reduction by [Os^III(tpy)(Cl)(NH=CHCH₃)(NSAr)]

著者 (4件)： ESS Daniel H. (Univ. North Carolina at Chapel Hill, North Carolina, USA) ,  ESS Daniel H. (Brigham Young Univ., Utah, USA) ,  SCHAUER Cynthia K. (Univ. North Carolina at Chapel Hill, North Carolina, USA) ,  MEYER Thomas J. (Univ. North Carolina at Chapel Hill, North Carolina, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 46  ページ： 16318-16320  発行年： 2010年11月24日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アルデヒドおよびケトンのカルボニル還元における配位子のレドックス化学と還元機構を量子力学解析により研究した。イミンとスルフィルイミド配位子の両方を含むヒドリドプロトン移動(HPT)によりニトリルの還元が起こり,イミン基盤還元剤cis-[Os^III(tpy)(Cl)(NH=CHCH₃)(NSAr)]が生成し,これがアルデヒドおよびケトンを還元することを明らかにした。カルボニル還元において配位子間でのプロトンの往復の障壁を有意に低くするため水またはアルコールが重要な役割を果たすことが分った。また,-N(H)SArは水素結合を通してカルボニル基を活性化し,-NC(H)CH₃配位子はヒドリドを引き渡すことが分った。

シソーラス用語： *ヒドリド移動 ,  *プロトン移動 ,  *オスミウム錯体 ,  クロロ錯体 ,  *アルデヒド ,  *ケトン ,  *還元 ,  量子論 ,  遷移状態 ,  反応機構 ,  窒素複素環化合物 ,  脂肪族ニトリル
準シソーラス用語： 量子力学

分類 (2件)： 脂肪族ケトン  (CF03190Q) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

物質索引 (4件)： 2,2′:6′,2′′-テルピリジン ,  アセトニトリル ,  エタンイミン ,  S-フェニルスルフィルイミン

タイトルに関連する用語 (8件)： Cl ,  NSAR ,  ヒドリド ,  プロトン移動 ,  HPT ,  カルボニル ,  還元 ,  理論