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J-GLOBAL ID：201002267901830796   整理番号：10A0850796

末端アルキンのMarkovnikov選択・分子間ヒドロチオール化への有機ジルコニウム錯体の触媒作用

Organozirconium Complexes as Catalysts for Markovnikov-Selective Intermolecular Hydrothiolation of Terminal Alkynes: Scope and Mechanism

著者 (2件)： WEISS Charles J. (Northwestern Univ., Illinois) ,  MARKS Tobin J. (Northwestern Univ., Illinois)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 30  ページ： 10533-10546  発行年： 2010年08月04日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 末端アルキンのチオール化試薬によるヒドロチオール化(HT)について,有機Zr錯体をC-Sカップリング用触媒に利用する方法に着目し,速度論的測定などにより検討した。アルキン部位は,有機Zr錯体(前触媒は[(CGC)ZrMe₂],[Cp^*ZrCl₂NMe₂]など)の共存下でチオール(脂肪族,芳香族)との分子間HTを行い,この付加反応はMarkovnikov選択的に進行する(ラジカル機構による反Markovnikov選択反応についても指摘)。これらのHTの速度論的な特徴(速度定数,活性化パラメータ;速度論的同位体効果)及び機構(Zr-SR結合へのアルキンのターンオーバ律速挿入とZr-C結合のチオール誘起プロトン化分解による生成物放出経路;触媒二量体は休止状態,凝集体が触媒活性)についても推測した(CGC=Me₂SiCp′′NCMe₃,Cp′′=C₅Me₄,Cp^*=C₅Me₅)。

シソーラス用語： *アルキン ,  *水素化 ,  *置換反応 ,  *付加反応 ,  有機ジルコニウム化合物 ,  触媒活性 ,  速度論 ,  Markovnikov則 ,  定数 ,  同位体効果 ,  挿入反応 ,  プロトン化 ,  分解反応 ,  芳香族炭化水素 ,  アセチレン化合物
準シソーラス用語： *チオール化 ,  酸分解 ,  触媒作用 ,  触媒水素化 ,  速度定数

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  均一系触媒反応  (CB06090Q)

物質索引 (16件)： 1-ヘキシン ,  1-ペンタンチオール ,  1-ヘプチン ,  2-(ペンチルチオ)-1-ヘキセン ,  1-エチニルベンゼン ,  1-(1-プロピニル)ベンゼン ,  2-プロピン-1-アミン ,  (E)-1-(ベンジルチオ)-2-フェニルエテン ,  (Z)-1-フェニル-2-(ベンジルチオ)-1-プロペン ,  2-(フェニルチオ)-1-ヘプテン ,  2-(シクロヘキシルチオ)アリルアミン ,  2-(エチルチオ)-1-ヘキセン ,  2-[(2,2,2-トリフルオロエチル)チオ]-1-ヘキセン ,  2-(ブチルチオ)-1-ヘキセン ,  2-(シクロヘキシルチオ)-1-ヘキセン ,  2-(フェニルチオ)-1-ヘキセン

タイトルに関連する用語 (4件)： 末端アルキン ,  ヒドロチオール化 ,  ジルコニウム錯体 ,  触媒作用