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J-GLOBAL ID：201002268217280970   整理番号：10A0444890

鉄被覆繊維 強固で柔軟性の被覆層の金属を利用した生物的な調製方策

Iron-Clad Fibers: A Metal-Based Biological Strategy for Hard Flexible Coatings

著者 (6件)： HARRINGTON Matthew J. (Max Planck Inst. Colloids and Interfaces, Potsdam, DEU) ,  MASIC Admir (Max Planck Inst. Colloids and Interfaces, Potsdam, DEU) ,  HOLTEN-ANDERSEN Niels (Univ. California, Santa Barbara (UCSB), CA, USA) ,  HOLTEN-ANDERSEN Niels (Univ. Chicago, IL, USA) ,  WAITE J. Herbert (Univ. California, Santa Barbara (UCSB), CA, USA) ,  FRATZL Peter (Max Planck Inst. Colloids and Interfaces, Potsdam, DEU)
資料名： Science  (Science)
巻： 328  号： 5975  ページ： 216-220  発行年： 2010年04月09日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高分子材料(基板)表面での被膜形成と機械的性質の強化への遷移金属-多座キレート配位子錯体生成・架橋の利用に着目し,M.californianusなどのムラサキガイの足の蛋白質(mfp-1)からの保護角皮などの共鳴Raman分光測定による表面組織的,形態的な特性化に基づいて検討した。海産のムラサキガイの伸張性の足糸がその外側表面に存在する角皮で生息地の波による磨耗から保護されていること,足糸が粒状の保護角皮(Fe³⁺イオンとカテコールアミンのdopaから構成)を表面に被覆層として有していること,この粒状角皮が高い硬度と伸張性をもたらすこと,この角皮が鉄(III)-カテコラトキレート錯体(クラスタ状に分布)で安定化した高分子足場を形成すること(金属錯体が局在化して存在)などを明らかにし,粒状析出物(角皮)での緻密なキレート錯体生成・架橋により強固さが,弛い架橋により伸張性の付与が可能になるものと判断した。

シソーラス用語： *被覆層 ,  *鉄錯体 ,  *アミノ酸 ,  柔軟性 ,  硬質 ,  繊維 ,  錯体生成 ,  架橋【高分子】 ,  タンパク質 ,  クチクラ ,  固着器官 ,  カテコールアミン ,  延伸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： 架橋形成 ,  角皮 ,  伸張 ,  足糸 ,  動物性繊維

分類 (3件)： 天然有機化合物一般  (CF10010H) ,  界面化学一般  (CB12010J) ,  鉄の錯体  (CE01091H)

物質索引 (1件)： DOPA

タイトルに関連する用語 (6件)： 鉄 ,  繊維 ,  被覆層 ,  生物 ,  調製 ,  方策