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J-GLOBAL ID：201002268497383590   整理番号：10A0294979

酸化還元によりスイッチできる液晶状態の[2]ロタキサン

A redox-switchable [2]rotaxane in a liquid-crystalline state

著者 (9件)： YASUDA Takuma (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TANABE Kana (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TSUJI Toru (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  COTI Karla K. (Northwestern Univ., Illinois, USA) ,  COTI Karla K. (Univ. California, California, USA) ,  APRAHAMIAN Ivan (Univ. California, California, USA) ,  STODDART J.Fraser (Northwestern Univ., Illinois, USA) ,  STODDART J.Fraser (Univ. California, California, USA) ,  KATO Takashi (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 8  ページ： 1224-1226  発行年： 2010年02月28日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： テトラチアフルバレン(TTF)ユニットと1,8-ジオキシナフタレン(DNP)ユニットを分子認識部位として含有し,両末端をデンドリマ状のポリエーテル系ストッパで封じた棒状分子およびシクロビス(パラコート-p-フェニレン)(CBPQT⁴⁺)から成る双安定性[2]ロタキサンは液晶としての性質を示す化合物である。スピンコーティング法により本ロタキサンの薄膜を調製し,サイクリックボルタンメトリーによりその酸化還元挙動を調べた。その結果,酸化還元状態に応じてロタキサンの構成成分であるCBPQT⁴⁺が棒状分子中のTTFおおびDNPユニットの間を往復することが分かった。また,それに伴うロタキサン薄膜のエレクトロクロミズムも観察された。ロタキサン薄膜の走査電子顕微鏡写真およびエレクトロクロミズムによる紫外-可視-近赤外吸収スペクトルの変化も示した。

シソーラス用語： *ロタキサン ,  *液晶 ,  薄膜 ,  スピンコーティング ,  サイクリックボルタンメトリー ,  *酸化還元反応 ,  双安定性 ,  エレクトロクロミズム ,  電子顕微鏡写真 ,  走査電子顕微鏡 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  近赤外スペクトル
準シソーラス用語： 酸化還元

分類 (4件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  電極過程  (CB07040U) ,  液晶一般  (BK03010L) ,  電気光学効果,磁気光学効果  (BM08020L)

物質索引 (1件)： シクロビス(パラコート-p-フェニレン)

タイトルに関連する用語 (3件)： 酸化還元 ,  液晶 ,  ロタキサン