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J-GLOBAL ID：201002268539454221   整理番号：10A1336899

熱可塑性エラストマーの最新技術 熱可塑性エラストマー「ハイトレル」の技術

著者 (1件)： 常峯邦夫 (東レ・デュポン)
資料名： JETI  (JETI)
巻： 58  号： 12  ページ： 103-107  発行年： 2010年11月16日 
JST資料番号： F0013B  ISSN： 0289-4343  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東レ・デュポン(株)のポリエステル系熱可塑性エラストマーを紹介した。ポリブチレンテレフタレート(PBT)のような芳香族ポリエステルからなるハードセグメントと,ポリテトラメチレンエーテルグリコールからなるソフトセグメントから構成され,ハードセグメントが結晶化することで加硫ゴムの架橋点に相当する拘束相を形成することでゴム弾性が発現される。結晶相がPBTであるため高融点であり,機械強度,耐熱性,耐油・耐薬品性,成形加工性に優れている。一方,柔軟相を構成する脂肪族ポリエーテルは低温から高温まで広い温度域での柔軟性と卓越した耐屈曲疲労性,反発弾性等の性能を付与している。また温度変化による弾性率変化が小さく,使用温度領域が広い特長を有する。自動車部品,電気・電子部品,一般機器部品,ケーブル被覆やホース・チューブ,改質や接着の工業材料用途を中心に利用されている。更なる用途展開や材料開発グレード(低反り・2色成形グレード,柔軟・2色成形グレード,PP易接着グレード,動的架橋タイプ)について紹介した。

シソーラス用語： *熱可塑性ゴム ,  *ポリエステル ,  結晶化 ,  ポリエーテル ,  ゴム弾性 ,  セグメント化重合体 ,  耐熱材料 ,  機械的強度 ,  耐熱性 ,  耐油性 ,  耐化学性 ,  成形性 ,  柔軟性 ,  屈曲度 ,  反発係数 ,  弾性係数 ,  電子部品 ,  自動車 ,  ケーブル ,  被覆 ,  ホース ,  管 ,  接着強さ ,  ポリブチレンテレフタレート ,  ポリテトラメチレンオキシド ,  用途開発
準シソーラス用語： 材料開発

分類 (2件)： ポリエステル,アルキド  (YH07070P) ,  ゴム  (YH07020M)

タイトルに関連する用語 (1件)： 熱可塑性エラストマー