文献

J-GLOBAL ID：201002268550378227   整理番号：10A0746860

サトウキビにおける染色体組成と伝達の分子細胞遺伝学研究

Molecular cytogenetic investigation of chromosome composition and transmission in sugarcane

著者 (4件)： PIPERIDIS George (BSES Ltd., QLD, AUS) ,  PIPERIDIS Nathalie (BSES Ltd., QLD, AUS) ,  PIPERIDIS Nathalie (Univ. Queensland, QLD, AUS) ,  D’HONT Angelique (CIRAD, Montpellier, FRA)
資料名： Molecular Genetics and Genomics  (Molecular Genetics and Genomics)
巻： 284  号： 1  ページ： 65-73  発行年： 2010年07月 
JST資料番号： C0025C  ISSN： 1617-4615  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： サトウキビの近代種(Saccharum spp.)は一世紀前に砂糖生成種S.officinarum L.と野生種S.spontaneum L.の特異的ハイブリ大ゼーションによって作られた複雑な倍数体である。ゲノムin situハイブリダイゼーションを用いて,近代種ゲノムの15~27.5%がS.spontaneum由来であり,この野生種からの完全染色体が10-23%,そして種間組換えに由来する物が8-13%含まれていることを明らかにした。これら2種間の交配と戻り交配において2n+nの伝達の存在を確定し,これがS.officinarumと近代種間の交配でも起き得ることを証明した。80以上の染色体を持つS.officinarumのクローン5種を分析し,それらが種間ハイブリダイゼーション由来であると証明し,この種が2n=80が特徴であるとのこれまでの概念を支持した。さらに,複雑なゲノムの分析に分子細胞遺伝学と遺伝子地図によるアプローチが相補的であることを説明した。

シソーラス用語： *サトウキビ ,  in situハイブリダイゼーション ,  種間雑種 ,  戻し交雑 ,  *細胞核 ,  *染色体 ,  サトウキビ属 ,  野生型 ,  *遺伝子地図 ,  分子生物学 ,  遺伝学 ,  育種
準シソーラス用語： 戻し交配 ,  *染色体構造 ,  Saccharum officinarum ,  Saccharum spontaneum ,  分子遺伝学 ,  細胞遺伝学

分類 (3件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  作物栽培一般  (FC03010R) ,  作物の品種改良  (FC02030G)

タイトルに関連する用語 (5件)： サトウキビ ,  染色 ,  体組成 ,  分子細胞遺伝学 ,  研究