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J-GLOBAL ID：201002268597557200   整理番号：10A1071964

疫学的フレームワークによるバイオ燻蒸効力の変動への対応

Dealing with the variability in biofumigation efficacy through an epidemiological framework

著者 (4件)： MOTISI Natacha (INRA, UMR1099 BiO3P (Biology of Organisms and Populations applied to Plant Protection), F-35653 Le Rheu, FRA) ,  DORE Thierry (AgroParis Tech, UMR 211 INRA/AgroParisTech, BP 01, F78850 Thiverval-Grignon, FRA) ,  LUCAS Philippe (INRA, UMR1099 BiO3P (Biology of Organisms and Populations applied to Plant Protection), F-35653 Le Rheu, FRA) ,  MONTFORT Francoise (INRA, UMR1099 BiO3P (Biology of Organisms and Populations applied to Plant Protection), F-35653 Le Rheu, FRA)
資料名： Soil Biology & Biochemistry  (Soil Biology & Biochemistry)
巻： 42  号： 12  ページ： 2044-2057  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： D0628A  ISSN： 0038-0717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バイオ燻蒸とは当初の定義のように農業における土壌伝染性の植物病原菌を防除するためにアブラナ属作物残さの毒性を利用することである。この毒性は具体的には作物残さに存在するグルコシノレートの加水分解により放出されるイソチオシアン酸塩の毒性によるものである。この技術は農薬使用の代替えとなるとされたが,圃場規模でのバイオ燻蒸効力について圃場試験は矛盾するデータを生じ,その利用は制限された。イソチオシアン酸塩の潜在的効力の評価を含む系統的な手法にもとづく分析的研究により,この問題を厳密に解明することが可能である。しかし,最近の多くの研究はバイオ燻蒸の機構は残さの単純な毒性効果よりも,さらに複雑であることを示唆する。このレビューで著者らはバイオ燻蒸の効力変動を理解するときに遭遇する諸問題を細分して論じ,課題を克服するための統合的な疫学的方法を提案する。この方法には病害の蔓延を促す疫学的機構(一次接種の密度および病害伝播の動力学)についてバイオ燻蒸作物の種々の取扱い段階(すなわちバイオ燻蒸作物の生育期間と,その作物残さが粉砕され土壌に混和される時期)が及ぼす影響のようなバイオ燻蒸系の種々のパラメータをもつ諸影響を分離することが含まれる。最後に著者らはバイオ燻蒸の新しい研究の筋道を提案するが,それにより疫学的な手段と方法を利用してバイオ燻蒸剤となる作物の効力の変動要因についての我々の理解を改善することができるであろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *燻蒸 ,  疫学 ,  土壌伝染 ,  *植物病原菌 ,  アブラナ属 ,  植物遺体 ,  イソチオシアン酸塩 ,  燻蒸剤 ,  作物残渣 ,  *病害防除 ,  生物的防除 ,  無機酸エステル ,  有機硫黄化合物 ,  有機シアン化合物
準シソーラス用語： バイオ燻蒸 ,  疫学的方法 ,  生物防除

分類 (3件)： 生物的防除  (FC05030B) ,  微生物による植物病害一般  (FC04051H) ,  農業廃棄物の利用  (FB07050I)

物質索引 (1件)： イソチオシアナート

タイトルに関連する用語 (3件)： 疫学 ,  フレームワーク ,  バイオ燻蒸