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J-GLOBAL ID：201002268599055423   整理番号：10A0779656

有明海北東部流入河川の溶存態ケイ素濃度の予測

Estimation of Dissolved Silicate Concentration in Influent Rivers of Northeastern Ariake Bay

著者 (5件)： 熊谷博史 (福岡県保健環境研究所) ,  田中義人 (福岡県保健環境研究所) ,  白川ゆかり (福岡県田川保健福祉環境事務所) ,  松尾宏 (福岡県保健環境研究所) ,  金並和重 (大分県東部保健所)
資料名： 水環境学会誌(Web)  (Journal of the Japan Society on Water Environment (Web))
巻： 33  号： 3  ページ： 17-23 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： U0148A  ISSN： 1881-3690  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河川水中の溶存珪素(DSi)濃度が流域の地質に規定されると仮定し,有明海北東流入河川中のDsi濃度の予測を試みた。その流域における地質分布を用い,重回帰モデルを利用して各サンプリング地点でのDSiを予測した。以下の結論を得た。1)測定値との相関の決定係数は0.931であり,DSi濃度が地質条件に強く依存していること,2)DSi濃度に寄与の大きい地質は第四紀非アルカリ珪長質,火山岩類の岩屑,第四紀火山岩類(非アルカリ火砕流)であること,3)有明海北東部の任意の河川水中のDSi濃度はその流域内の地質分布によりおおよその可能であること。

シソーラス用語： *河川汚濁 ,  *ケイ素 ,  溶存成分 ,  *地質 ,  地質調査 ,  水質調査 ,  多重回帰分析 ,  汚染源 ,  海域 ,  港湾 ,  河川 ,  予測技法 ,  地球化学 ,  河川流域
準シソーラス用語： 有明海 ,  流入河川

分類 (2件)： 水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A) ,  河川汚濁  (SB02020F)

引用文献 (23件)：

• 1) 環境省有明海・八代海総合調査評価委員会(2007)有明海・八代海総合調査委員会報告書.
• 2) 川口修,山本民次,松田治,橋本俊也(2004)水質の長期変動に基づく有明海におけるノリおよび珪藻プランクトンの増殖制限元素の解明.海の研究13(2),pp.173-183.
• 3) 小林純(1961)日本の河川の平均水質とその特徴に関する研究.農学研究48,pp.63-106.
• 4) 熊谷博史,田中義人,松尾宏,白川ゆかり(2008)有明海北東部流域からの溶存態ケイ素の流出と有明海への影響.第23回全国環境研究所交流シンポジウム予稿集,pp.12-15.
• 5) 鹿園直建(2002)化学的風化作用の河川水水質特に溶存シリカ濃度に与える影響.地学雑誌111(1),pp.55-65.

タイトルに関連する用語 (4件)： 有明海 ,  流入河川 ,  ケイ素 ,  予測