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J-GLOBAL ID:201002268732658403   整理番号:10A0047588

高効率蛍光有機発光ダイオードにおけるスピン統計限界を超える三重項消滅

Triplet annihilation exceeding spin statistical limit in highly efficient fluorescent organic light-emitting diodes
著者 (4件):
資料名:
巻: 106  号: 12  ページ: 124510  発行年: 2009年12月15日 
JST資料番号: C0266A  ISSN: 0021-8979  CODEN: JAPIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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その効率が電荷キャリアの消滅によって生じた三重項状態の消滅からのエレクトロルミネセンス(EL)の半分にも達する典型的な赤色蛍光有機発光ダイオード(OLED)について述べる。著しく高い全効率[11%を超える外部量子効率(EQE)]に寄与している三重項-三重項消滅(TTA)の大きさは,TTA起因のELの絶対強度がスピン統計により決まる限界をかなり超えていることを示している。このことは,これとは独立になされた,遅延ルミネセンスに対する磁場効果の研究によっても確認されている。著者らは一重項及び三重項消滅チャネルの速度定数比として1.3を得た。この値は純粋な統計的消滅過程に対して期待される0.33よりかなり大きい。しかし,この値は,実験から得られた遅延ルミネセンスの定常状態ELへの寄与の大きさと定量的に一致する。2つの消滅チャネルの非統計的分岐比は,ルブレン(発光層母体)の励起一重項及び三重項状態のエネルギー間の好都合な関係に起因する。適切な発光層物質を用いることにより,従来信じられていたよりもかなり比率の高い三重項状態を用いた蛍光OLEDが得られると考えられる。原理的には,TTA過程における励起一重項状態の収率の上限値は0.5である。これは蛍光OLEDの最大内部量子効率を25%+0.5×75%=62.5%にする。この蛍光OLEDの最大EQEの見積値は,0.2もの高い外部光結合率を考慮しても,少なくとも0.2×62.5%=12.5%にはなる。(翻訳著者抄録)
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