抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
超臨界流体(主に二酸化炭素)中の輸送物性,特に拡散係数に重点をおき,その測定法や相関式を解説し,これまでの研究動向について解説した。超臨界流体の粘度は気体および液体の中間的な性質をもち,自然対流が起こりやすく,物質や熱の移動では液体溶媒より有利,超臨界流体の熱伝導率は気体に比べて1桁大きく,液体に近い値をもち高い熱移動速度が得られるので,反応熱などの除去が容易である。また,超臨界流体中の溶質の拡散係数は液体の約100倍と大きく,物質移動速度が大きいので固体材料への拡散性,浸透性に優れている。超臨界流体中の拡散係数の測定と拡散係数の相関について解説した。