抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは以前にプログラム課題の仕様化とプログラミングにおける常識・知識の表現手法として,フローチャートをベースとする因果マップを提唱した。本論文では,初等プログラミング教育において学習者が作成したプログラムが課題の仕様を満たしているかを判断し,適切な教授を行う知的CAI(Computer Aided Instruction)システムの構築を目指して,作成した因果マップエディタについて述べた。因果マップはプログラム文をタスクとして表現し,タスク後に起きるデータ状態の変化やタスク同士をつなぐ根拠となる起動条件を描けるので,従来は手で描いて課題の仕様を可視化してきた。因果マップエディタでは因果マップの処理のうち「表示する」,「入力する」,「代入する」,「計算する」を対象とし,1)タスクの選択,2)変数などのダイレクト選択,3)選択したタスクの削除,4)選択したタスク情報の再編集,5)新しいタスクの追加,6)グリッドによる図形の整列,7)新しい描画エリアの追加,8)プログラムの自動生成をボタン操作で行えるので因果マップを簡単に描画できる。また,変数・文字列の追加,関連付けのあるタスクの追加,起動条件の設定などが行え,生成されるプログラムを確認できる利点を示した。