Clostridium ljungdahliiは合成ガスを基礎にした微生物生産基盤を提供する

KOEPKE Michael; HELD Claudia; HUJER Sandra; LIESEGANG Heiko; WIEZER Arnim; WOLLHERR Antje; EHRENREICH Armin; LIEBL Wolfgang; GOTTSCHALK Gerhard; DUERRE Peter

文献

J-GLOBAL ID：201002268938800923 整理番号：10A0844695

Clostridium ljungdahliiは合成ガスを基礎にした微生物生産基盤を提供する

Clostridium ljungdahlii represents a microbial production platform based on syngas

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資料名：
巻： 107 号： 29 ページ： 13087-13092 発行年： 2010年07月20日
JST資料番号： D0387A ISSN： 0027-8424 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

Clostridium ljungdahliiは糖,他の有機化合物,或いは炭酸ガス/水素と合成ガス(一酸化炭素/水素)を発酵することができる嫌気性homoacetogenであり,炭酸ガスを使用して,重要なバルク化合物や蛋白質を生産することができる。環境中の一酸化炭素と炭酸ガスを持続的に減少させることができることから,この菌はバイオテク工業にとって興味ある微生物である。C.ljungdahliiゲノムの全塩基配列が決定され,そのゲノムは4630065塩基対からなり,現在既知のクロスストリジウムゲノムの最も大きなものの1つである。実験データとin silico解析により,この菌の嫌気性homoacetogen代謝は第三の形態であることがわかっている。Moorella thermoaceticaやAcetobacterium woodiiのような他の生物とは異なり,チトクロームやナトリウムイオンをエネルギー生産に利用せず,この菌ではそのかわりにプロトン移送ができるRnfシステムが存在する。電気搾孔法によって,この細菌をブタノール生産の異種遺伝子を保持するプラスミドで形質転換することが知られており,バイオ燃料合成に係るこれらの遺伝子の発現を確かめることができた。このようにC.ljungdahliiは合成ガス,炭酸ガス/水素混合物を基礎としたユニークな微生物生産基盤として使用することができる。

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遺伝子操作 , 微生物の生化学

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