文献

J-GLOBAL ID：201002268963632598   整理番号：10A0863794

精神疾患と神経変性疾患における睡眠障害とサーカディアンリズム障害

Sleep and circadian rhythm disruption in psychiatric and neurodegenerative disease

著者 (4件)： WULFF Katharina (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  GATTI Silvia (Hoffmann-La Roche Ltd., Basel, CHE) ,  WETTSTEIN Joseph G. (Hoffmann-La Roche Ltd., Basel, CHE) ,  FOSTER Russell G. (Univ. Oxford, Oxford, GBR)
資料名： Nature Reviews. Neuroscience  (Nature Reviews. Neuroscience)
巻： 11  号： 8  ページ： 589-599  発行年： 2010年08月 
JST資料番号： W1331A  ISSN： 1471-003X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 睡眠/サーカディアンリズム障害と精神疾患や神経変性疾患の間の特定の機構を構築する上での課題は,個々の患者の表現型にかなりの変動があることである。今回,概念的枠組み,精神疾患の睡眠,神経変性疾患の睡眠及び治療標的としての睡眠について概説した。精神疾患では,大うつ病,季節性情動障害,双極性障害,アルコール症,統合失調症,不安,パニック,強迫性障害と外傷後ストレス障害の睡眠障害を示した。神経変性疾患では,Alzheimer病,Parkinson病,ハンチントン病,多発性硬化症の睡眠障害を示した。睡眠障害は,睡眠-覚醒タイミングを変え,生理状態を脱安定化し,広範囲の病理状態を促進した。脳疾患と異常睡眠は共通の機構を持ち,脳疾患にある共存する病理状態は睡眠機構の脱安定化から生じると提案した。睡眠のこの安定化は,精神疾患と神経変性疾患の症状改善と初期治療を可能とする手段であると示唆した。

シソーラス用語： *精神病 ,  *神経系疾患 ,  *睡眠障害 ,  精神障害 ,  うつ病 ,  感情障害 ,  アルコール依存症 ,  統合失調症 ,  不安 ,  不安神経症 ,  強迫神経症 ,  Alzheimer病 ,  Parkinson病 ,  Huntington病 ,  多発性硬化症 ,  双極性障害 ,  外傷後ストレス障害 ,  神経変性疾患
準シソーラス用語： 躁うつ病 ,  サーカディアンリズム睡眠障害 ,  パニック障害 ,  大欝病

分類 (3件)： 動物生理一般  (EJ02010E) ,  精神障害  (GR03000A) ,  神経系の疾患  (GN03000O)

タイトルに関連する用語 (5件)： 精神疾患 ,  神経変性疾患 ,  睡眠障害 ,  サーカディアンリズム ,  障害