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J-GLOBAL ID:201002268987134475   整理番号:10A1070555

飼育下ボルネオオランウータン(Pongo pygmaeus)の尿中ステロイドホルモンモニタリングによるControlled Breedingの成功2例

Two Successful Breeding Events Timed by Monitoring Urinary Steroid Hormones in Captive Bornean Orangutan (Pongo pygmaeus)
著者 (10件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 49-55  発行年: 2010年09月 
JST資料番号: L4311A  ISSN: 1342-6133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2頭の飼育下雌ボルネオオランウータン(Pongo pygmaeus)から連日採取した尿中のエストラジオール17-β(E2)およびプロゲステロン(P4)濃度をエンザイムイムノアッセイ法により測定し,E2のピークから推測した排卵日付近で雄との短期同居を試みたところ,2頭とも受胎に成功した。2頭の雌間で卵胞期の平均値には有意差がみられたが(17.2日と12.8日),黄体期には差がなかった(13.7日と12.0日)。妊娠中のE2とP4の動態は2頭の雌間で概ね一致し,1頭は妊娠31~32週目にこれらのホルモンがピークに達し,その後低下して最終交尾の238日後に健康な雄を出産した。残りの1頭(推定39才)は,月経周期中のE2レベルが出産した雌よりも有意に低く,更年期による卵巣機能低下が疑われたが,現在も正常に妊娠を継続中である。今回試みた,雌の排卵にあわせて計画的に雌雄を同居させ交尾に導くControlled Breedingによりわずか数カ月で2頭の雌が妊娠したことから,我々の方法は国内のオランウータンの繁殖を促進させ得るものであると期待している。(著者抄録)
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分類 (2件):
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動物園獣  ,  繁殖管理 
引用文献 (37件):
  • SINGLETON, I eds. Orangutan Population and Habitat Viability Assessment : Final Report. 2004
  • ANCRENAZ, M. Pongo pygmaeus. IUCN 2009. 2008
  • MULLER, MN. Diurnal Patterns of Urinary Steroid Excretion in Wild Chimpanzees. Am J Primatol. 2003, 60, 161-166
  • KNOTT, CD. Radioimmunoassay of estrone conjugates from urine dried on filter paper. Am J Primatol. 2005, 67, 121-135
  • COLLINS, DC. Identification and measurement of urinary estrone, estradiol-17 beta, estriol, pregnanediol and androsterone during the menstrual cycle of the orangutan. Endocrinology. 1975, 96, 93-101
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