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J-GLOBAL ID:201002269037181376   整理番号:10A1100260

炭素及び窒素の安定同位体で証明された北海道東部火散布の亜北極圏潟湖における小型腹足類のコウダカチャイロタマキビガイ,Lacuna decorataによる主要な餌資源としての海草と藻類の直接利用の可能性

Possibility of direct utilization of seagrass and algae as main food resources by small gastropod, Lacuna decorata, in a subarctic lagoon, Hichirippu, eastern Hokkaido, Japan with stable isotope evidences of carbon and nitrogen
著者 (7件):
資料名:
巻:号:ページ: 90-97 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: L3253B  ISSN: 1880-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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大型底生植物または表層堆積物上に生息する小型腹足類のコウダカチャイロタマキビガイ,Lacuna decorate Adamsは北海道東部の海草や藻類で覆われた火散布沼における大型底生動物の最優占種の一つである。本研究では,一次生産者の現存量を測定し,一次生産者とL.decorataの炭素及び窒素の安定同位体比を測定した。これらの結果を用いて,L.decorataの主要な餌料生物を同定し,この小型腹足類の摂餌戦略を考察した。この潟湖の全6定点において,本腹足類は,大型底生動物の密度で約64%,生物量で約25%を占めた。本腹足類は,本研究期間を通じて84~226mg/m2の範囲の極端に高いクロロフィルaレベルが含まれる底生性微細藻類(BMA)が密集した塊を有する堆積物表層上に集まって存在していた。それにもかかわらず,本腹足類の炭素及び窒素の安定同位体の結果より,海草が繁茂している水域においては,海草のコアマモ,Zostera japonica由来の有機物を本腹足類が直接利用していることが明確に示唆された。しかしながら,餌料選択性における柔軟な摂餌戦略も示唆された。本腹足類は,海草がほとんど生育していない水域では,アナアオサUlva pertusaやオオシリオミドロUrospora wormskioldiiのような緑藻類を摂餌していた。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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魚類以外の水産動物  ,  異種生物間相互作用  ,  個体群生態学 
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