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J-GLOBAL ID:201002269095250876   整理番号:10A0441105

リナクロチドは胃腸管に局所的に薬理作用をもたらす有望で選択的なグアニル酸シクラーゼC作動薬である

Linaclotide is a potent and selective guanylate cyclase C agonist that elicits pharmacological effects locally in the gastrointestinal tract
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巻: 86  号: 19-20  ページ: 760-765  発行年: 2010年05月08日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:リナクロチドは,便秘優勢型過敏性腸症候群(IBS-C)や慢性便秘の治療のために開発された14種のアミノ酸ペプチドである。リナクロチドの腸における安定性を確認し,経口バイオアベイラビリティを測定し,げっ歯類胃腸機能モデルに誘発された薬理作用がグアニル酸シクラーゼC(GC-C)の腸管における活性に機構的に関連するかを検討した。主な方法:競合結合測定法において腸管粘膜に結合したリナクロチドを評価した。小腸液と血清について,それぞれリナクロチドの安定性と経口バイオアベイラビリティを測定し,野生型(wt)マウスとGC-Cヌルマウスを使用して胃腸機能モデルを作成した。主な所見:リナクロチドによってwtマウス由来腸粘膜に対するin vitro[125I]-Sta結合は,濃度依存的に阻害された。一方,GC-Cヌルマウス由来腸粘膜に対するin vitro[125I]-Sta結合は有意に抑制された。空腸液内で30分間in vitro培養すると,リナクロチドは完全に分解した。薬理学的分析によって,経口バイオアベイラビリティはきわめて低いことが示された(0.10%)腸分泌輸送モデルでは,リナクロチドはwtにおいて有意な薬理作用がみられたが,GC-Cヌルマウスでは有意な薬理作用はみられなかった。外科的に結さつした空腸ループへの腸液分泌の促進を誘導することによって,サイクリックグアノシン3’,5’一リン酸の分泌レベルの増大,および胃腸管通過の加速が生じた。重要性:リナクロチドは,消化管に局所的に薬理作用をもたらす有能で選択的なGC-Cアゴニストである。この薬理学的プロフィールによって,リナクロチドの経口投与によってIBS-Cや慢性便秘に罹患した患者の腹部症状と排便習慣が改善され得ることが示唆される。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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消化器作用薬の基礎研究 
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