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J-GLOBAL ID:201002269108880173   整理番号:10A0111957

Ti50Cu50-xCox合金(x=0-25at%)のミクロ構造と機械的性質へのCoの効果

Effects of Co on the microstructures and mechanical properties of Ti50Cu50-xCox alloys (x=0-25at.%)
著者 (4件):
資料名:
巻: 90  号:ページ: 43-50  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: T0360A  ISSN: 0950-0839  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ナノ結晶構造物質に組み込まれたミクロスケールの樹枝状物質を含むナノ構造デンドライト複合材料は,高強度Ti-[1-3],Zr-[4-5],Fe-[6-7],Ni-[8],Mg-[9-10]基合金の塑性を向上させる斬新な戦略として導入されてきた。増進された塑性の高強度合金の開発を考えると,ミクロスケールのデンドライトがないTi-[14-15],Fe-[16-17],Mg-[18-19]基超微細共晶合金も,室温圧縮化,大きな塑性歪を示すことに着目することは価値がある。Ti50Cu50-xCox合金(x=0-25at%)族の組成の10gボタンが,アルゴン雰囲気下,純元素を用いるアーク溶融プロセスにより調製され,ミクロ構造が,EDXと結合した光学と電子顕微鏡を用いて解析された。Cu-Kα放射によるTEMとXRDが構造特性化に使用された。XRDパターンによるとTi50Cu50合金からの最大回折は,格子定数a=3.11Åとc=5.89Åにより,単一γーTiCu相として明確に確認されている。6at.%までのCo含有量増加により,γーTiCu相の(102)面からの回折ピークは,僅かにシフトするが,(110)面に関連するピークはシフトせず,Cuに対するCoの置換は,CoとCuの原子サイズの違いにより,a軸よりもc軸に沿った格子定数を変えることが示唆されている。10at.%Co含有量のXRDパターンの場合,β-Ti(Cu,Co)相の回折ピークは,γーTiCu相に重なり合う。Co含有量を25at.%まで増加させると,最大の回折はβ-Ti(Cu,Co)相に由来すると確認できる。それ故,β-Ti(Cu,Co)相がTi50Cu50合金中のCuに対するCoの置換による凝固化に応じて,効果的に安定化することと推測できる。Coの添加はミクロ構造β-Ti(Cu,Co)相デンドライトの体積フラクションとモルフォロジィに強く影響し,機械的性質も求めるにあたっての重要な要素である。
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金属の結晶構造 
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