抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在の電力網と比べて次世代送電網(スマートグリッド)では,スマートメータやスマートアプリケーションにより,家庭内での活動の詳細なタイムライン等の数多くの需要家のプライバシーにかかわる情報が収集・生成・凝集される。その情報は配電などの電力産業以外のドメインに属する様々な組織にアクセスされ,使用される可能性がある。このような需要家が提供する情報の一次あるいは二次利用が適切になされることは,需要家が安心してプライバシー情報を提供するための重要な課題である。本稿では,需要家自身によって開示先を制御でき,かつ,情報を保管しているアクタには開示しない機能を有する秘密分散技術と閾値復号を組み合わせた情報提供方式を提案する。提案方式をマルチエージェントシミュレーションで評価し,開示先が2000のアクタとなる規模でも実用的な時間で動作することを確認した。(著者抄録)