文献

J-GLOBAL ID：201002269183047673   整理番号：10A0639498

吸入により銀ナノ粒子へ曝露したマウスの脳における異なる発現遺伝子のゲノミクスを用いたスクリーニング

Genomics-based screening of differentially expressed genes in the brains of mice exposed to silver nanoparticles via inhalation

著者 (11件)： LEE Hye-Young (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  CHOI You-Jin (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  JUNG Eun-Jung (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  YIN Hu-Quan (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  KWON Jung-Taek (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Ji-Eun (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  IM Hwang-Tae (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  CHO Myung-Haing (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Ju-Han (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Hyun-Young (Occupational Safety and Health Res. Inst., Daejeon, KOR) ,  LEE Byung-Hoon (Seoul National Univ., Seoul, KOR)
資料名： Journal of Nanoparticle Research  (Journal of Nanoparticle Research)
巻： 12  号： 5  ページ： 1567-1578  発行年： 2010年 
JST資料番号： W1361A  ISSN： 1388-0764  CODEN： JNARFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 銀ナノ粒子を吸入したマウスの脳への毒性を調べるためのマーカー候補を探索し,遺伝子発現をスクリーニングすることを目的とし,銀ナノ粒子を調製後,電子顕微鏡観察およびX線回折によりキャラクタライズし,マウスに鼻から2週間吸入させ,大脳および小脳のRNAを抽出し,コントロールのマウスと共に得られたマイクロアレイハイブリダイゼーションデータをANOVA解析した。その結果大脳の468遺伝子,小脳の952遺伝子が銀ナノ粒子応答性であり,大脳の73遺伝子,小脳の144遺伝子が銀ナノ粒子曝露により影響を受けた遺伝子生成物であった。銀ナノ粒子の曝露によりいくつかの遺伝子発現が変調されることがわかった。更にマイクロアレイデータを定量的実時間PCR分析によりバリデートした結果,全血の5種の遺伝子が脳の変化と相関することがわかった。これを銀ナノ粒子曝露のバイオマーカーとできる可能性がある。

シソーラス用語： 吸入 ,  *ナノ粒子 ,  マウス ,  遺伝学 ,  スクリーニング ,  バイオマーカー ,  *遺伝子発現 ,  *終脳 ,  *小脳 ,  RNA【核酸】 ,  DNAマイクロアレイ ,  分子ハイブリダイゼーション ,  分散分析 ,  PCR法
準シソーラス用語： *銀ナノ粒子 ,  ゲノミクス ,  大脳

分類 (2件)： 無機化合物の毒性一般  (GZ02021E) ,  バイオアッセイ  (EA03060N)

タイトルに関連する用語 (9件)： 吸入 ,  銀ナノ粒子 ,  曝露 ,  マウス ,  脳 ,  発現 ,  遺伝子 ,  ゲノミクス ,  スクリーニング