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J-GLOBAL ID：201002269217123552   整理番号：10A0850795

円盤状及び球状脂質膜 標的分子の捕捉と放出を目的とした中視構造の制御

Membrane Disk and Sphere: Controllable Mesoscopic Structures for the Capture and Release of a Targeted Object

著者 (5件)： HAMADA Tsutomu (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  SUGIMOTO Ryoko (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  VESTERGAARD Mun’delanji C. (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN) ,  NAGASAKI Takeshi (Osaka City Univ., Osaka, JPN) ,  TAKAGI Masahiro (Japan Advanced Inst. of Sci. and Technol., Ishikawa, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 30  ページ： 10528-10532  発行年： 2010年08月04日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ゲストの捕捉と放出を考慮した自己集合による中視構造の脂質二層膜の構築について,感光性両親媒化合物の脂質二層膜小胞への作用による形態変化に着目し,特性化と光異性化による脂質膜の閉鎖-開口操作の可能性を検討した。球状のリン脂質(DOPC)二層膜小胞は,溶液中への感光性両親媒化合物(アゾベンゼン発色団含有,KAON12)の添加と光異性化(cis-trans)で,閉鎖形態(円盤)と開口形態(球)との間の転換を行う(可逆過程,脂質膜の線張力の両親媒性分子による光スイッチングに起因)。DOPC二層膜のKAON12共存下での構造形態及び後者の光異性化による形態変化の様相を比較考察し,この可逆的な開口-閉鎖挙動でコロイド粒子の捕捉と放出を制御できること,KAON12の添加量の調節で脂質膜の形態変化(球状,カップ状,ボウル状,円盤状)が可能になることなどを明らかにした。

シソーラス用語： *脂質膜 ,  脂質二分子膜 ,  構造 ,  化合物 ,  ゲストホスト効果 ,  小胞 ,  光異性化 ,  第四アンモニウム ,  脂肪族カルボン酸 ,  アゾ化合物 ,  芳香族化合物 ,  発色団 ,  コロイド ,  微粒子 ,  ジグリセリド ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  無機酸エステル ,  アミノアルコール
準シソーラス用語： アゾベンゼン類 ,  コロイド粒子 ,  メソ構造 ,  *リン脂質膜 ,  脂質小胞 ,  両親媒性化合物 ,  二層脂質膜

分類 (2件)： 脂肪族アルコール・チオールの無機酸エステル  (CF03140N) ,  界面化学一般  (CB12010J)

物質索引 (3件)： DOPC ,  N,N-ビス[2-[(2,6-ジアミノヘキサノイル)アミノ]エチル]-4-[(E)-[4-[2-オキソ-2-(ジドデシルアミノ)エトキシ]フェニル]アゾ]ベンズアミド ,  N,N-ビス[2-[(2,6-ジアミノヘキサノイル)アミノ]エチル]-4-[(Z)-[4-[2-オキソ-2-(ジドデシルアミノ)エトキシ]フェニル]アゾ]ベンズアミド

タイトルに関連する用語 (6件)： 円盤状 ,  球状 ,  脂質膜 ,  標的分子 ,  捕捉 ,  放出