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J-GLOBAL ID:201002269311506538   整理番号:10A0005003

土壌食性カッショクツリミミズ(Aporrectodea caliginosa)による15Nでラベルしたトウモロコシ葉の土壌中での分解

Decomposition of 15N-labelled maize leaves in soil affected by endogeic geophagous Aporrectodea caliginosa
著者 (6件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 276-282  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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15Nでラベルしたトウモロコシ葉(Zea mays)を使用し,1mgの炭素および57μgの窒素/g(土壌)に相当する5mmの切片を用いて,土壌食性カッショクツリミミズ(Aporrectodea caliginosa)の摂食効果を評価するために,ミクロコスム実験を56日間,12の°C条件で実施した。A.caliginosaバイオマスの乾燥重量は,インキュベーション中,トウモロコシ無しの区では10%減少し,トウモロコシ葉処理区では18%増加した。添加したトウモロコシ葉の炭素と窒素のおよそ5%と10%が,それぞれA. caliginosaのバイオマスに取り込まれた。添加したトウモロコシ葉の炭素のおよそ29%と33%が,ミミズ無処理区およびミミズ処理区でCO2に変化した。トウモロコシ無しとトウモロコシ葉処理において,A.caliginosaの存在により,土壌からの派生CO2量は90μg/g(土壌)増加したが,トウモロコシから派生したCO2産出は,40のμg/g(土壌)増加したのみであった。トウモロコシ葉の炭素と葉の窒素はおよそ10.5%,ミミズのいない条件で土壌微生物に取り込まれたが,ミミズが存在する場合,土壌微生物による取り込みは,トウモロコシ葉の炭素のわずか6%とトウモロコシ葉の窒素の3%のみであった。A.caliginosaは優先してNリッチで,トウモロコシ葉にコロニーを作る窒素要求を満たす微生物を摂食する。土壌中の消費されていない微生物バイオマスのC/N比率を明らかに増加させた。エルゴステロールと微生物バイオマスの炭素比は,ミミズの存在によって低下しなかった。A.caliginosaは,植物残渣の粉砕には直接関与せず,主に残留物にコロニーを形成する微生物の植食性に関与しているものと考えられた。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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土壌生物 
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