抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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デジタルヒューマン技術は,人間の構造や機能をコンピュータ上に再現する技術である。製品と人間の間の相互作用をシミュレーションすることで,被験者調達と工数を低減でき,結果を効果的に可視化提示できるようになる。このようなデジタルヒューマン技術は,1980年代から日本も含め,世界で行われてきた。特に,1990年代に入ると,欧米で実用に耐えうるレベルのソフトウェアシステムが開発された。Human Solutions社のRAMSIS,SIemens社のJack,Dessault社のSafeworkの三つが主要な市販のデジタルヒューマンソフトウェアとして,自動車や航空機の設計,工場のライン設計などに活用されている。これらのソフトウェアでも,人間の機能のすべてがコンピュータ上に再現されているわけではない。産総研が開発している「Dhaiba(Degital Human Aided Basic Assessment System)」の概要紹介を通じ,デジタルヒューマン技術の動向と将来展望を述べる。