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J-GLOBAL ID:201002269523237138   整理番号:10A0238744

SHIV89.6pエンベロープ遺伝子を含むSIVagmは複製が不十分で,非病原性である

SIVagm containing the SHIV89.6P Envelope gene replicates poorly and is non-pathogenic
著者 (10件):
資料名:
巻: 399  号:ページ: 87-97  発行年: 2010年03月30日 
JST資料番号: H0793A  ISSN: 0042-6822  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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SIVagmはそのアフリカミドリザル(AGM)宿主で病気を誘導しない。それに比して,HIV env遺伝子を持つハイブリッドサル-ヒト免疫不全ウイルス SHIV89.6PはSIVmac親ウイルスより迅速にアカゲザルで病気を誘導する。HIV envによる疾病の増大はSIVagmに存在しても起きるという可能性を調べるために,全長SIVagm/89.6Penv キメラレンチウイルスゲノム(SHIV-MPと名付けた)を構築した。SHIV-MPはサル末梢血単核細胞(PBMC)でSIVagmと同様に複製した。接種されたAGM,アカゲザルとブタオ(PT)ザルでは,CD4+ Tリンパ細胞の絶対数は正常レベルに維持されていた。SHIV-MP感染サルでの生産性感染細胞の最高値は101-102/106PBMCの範囲であったが,SIVagm感染サルではそのレベルは10-100倍高かった。故にSHIV89.6Pのenv遺伝子はin vivoでの複製の貧弱さの故に非病原性霊長類レンチウイルスに急性病原性を付与するには不十分であるように思われる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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ウイルス感染の生理と病原性 
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