抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では液体水銀と元素状硫黄を様々な条件でボールミルの機械的エネルギーを用いた黒色HgS(黒辰砂)の形成の結果について述べる。黒辰砂は短時間(15分)のミリングでもみられ,未反応の液体水銀は60分のミリングの後では検出されなかった。反応機構を走査電子顕微鏡で観察した。HgとSに対するミリングの衝撃力と摩擦力が,水銀滴サイズを微細化し,ミクロスフェアを形成し,表面張力を低下させ,硫黄粒子が反応界面に付着することを可能とした。60分のミリングの後,黒辰砂の形成反応は99.99%以上完了し,毒性指標浸出法(TCLP)値が3.1μg/LHgにまで安定化された。反応生成物はしたがって,最も厳しいUniversal Treatment Standardの要件(最大TCLP濃度が25μg/L)に適合する。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.