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J-GLOBAL ID：201002269612914550   整理番号：10A0334270

紫外線照射ストレスは必要不可欠な複製因子Mcm10の下方制御を引き起こす

Ultraviolet Radiation Stress Triggers the Down-regulation of Essential Replication Factor Mcm10

著者 (5件)： SHARMA Aparna (National Inst. Immunology, New Delhi, IND) ,  KAUR Manpreet (National Inst. Immunology, New Delhi, IND) ,  KAR Ananya (National Inst. Immunology, New Delhi, IND) ,  RANADE Sourabh M. (National Inst. Immunology, New Delhi, IND) ,  SAXENA Sandeep (National Inst. Immunology, New Delhi, IND)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 285  号： 11  ページ： 8352-8362  発行年： 2010年03月12日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 複製機構に対する紫外線照射の効果を明らかにするために,骨肉腫由来細胞株U2OSへの紫外線照射後の複製因子Mcm10蛋白質量を測定した。紫外線照射がMcm10量を減らすのに対し,電離γ線やDNA傷害剤はこのような効果を示さなかった。同様の結果は複数の細胞株において確認できた。紫外線照射によるMcm10量の減少は,転写あるいはアポトーシス経路を阻害しても抑制できず,細胞周期にも依存していなかった。26Sプロテアソーム阻害剤MG132処理は,紫外線照射によるMcm10量の減少を阻害できた。このMG132処理によるMcm10の安定化は,紫外線照射による複製阻害を部分的に救済することができた。切断変異体を用いた解析から,紫外線照射によるMcm10量の減少には,Mcm10のC末端領域が必要であることが分かった。紫外線照射によるDNA複製の停止は,Mcm10の安定性の変化を介して誘導されることが分かった。

シソーラス用語： *紫外線照射 ,  *DNA複製 ,  *DNA結合タンパク質 ,  *放射線障害 ,  プロテイナーゼ阻害剤 ,  ダウンレギュレーション ,  ストレス ,  放射線防護作用 ,  酵素活性化剤
準シソーラス用語： *Mcm10蛋白質 ,  プロテアソーム阻害剤 ,  細胞ストレス

分類 (2件)： 遺伝子の複製  (EC02030F) ,  細胞レベルに対する影響  (EK02030D)

物質索引 (1件)： MG-132

タイトルに関連する用語 (5件)： 紫外線照射 ,  ストレス ,  複製 ,  因子 ,  下方制御