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J-GLOBAL ID：201002269613405820   整理番号：10A0978158

平坦性評価に基づく点群データからの城壁のブレイクライン抽出と三次元CADデータの自動作成

Break-line Extraction and Automatic Generation of 3D CAD Data of Castle Wall from Point Cloud Data Using Surface Flatness

著者 (2件)： 横山大 (東京電機大 理工) ,  近津博文 (東京電機大 理工)
資料名： 写真測量とリモートセンシング  (Journal of the Japan Society of Photogrammetry and Remote Sensing)
巻： 49  号： 4  ページ： 241-250  発行年： 2010年09月07日 
JST資料番号： G0203A  ISSN： 0285-5844  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地上据置型レーザスキャナを用いて広範囲にわたって複雑な形状変化をもつ城壁を対象とした計測を行い,線図面の作成までを自動で行うことで,線図面としてのデジタルドキュメンテーションデータの作成を合理化する方法について検討した。城壁の計測から線図面の作成までの自動化については,地上据置型レーザスキャナを用いた計測と城壁を構成する石材の輪郭線(ブレイクライン)の抽出,抽出したブレイクラインに基づく線図面の作成に分けられる。城壁の計測とブレイクラインの抽出については,地上据置型レーザスキャナと平坦性評価を用いたブレイクラインの抽出法を活用した。本研究では,平坦度の傾向を検討し,城壁を構成する石材の輪郭線のみを方向性を確認することで石材の輪郭線のみをブレイクラインとして抽出することを可能とした。さらに,抽出したブレイクラインから端点や交差点を自動検出し,各点を結ぶことで三次元CADデータを自動作成する方法を開発した。

シソーラス用語： 平坦性 ,  点群 ,  *城 ,  *擁壁 ,  *レーザスキャナ ,  建築図面 ,  自動化 ,  石材 ,  *輪郭 ,  特徴抽出 ,  CAD【計算機】
準シソーラス用語： 三次元CAD ,  *城壁 ,  *輪郭抽出

分類 (2件)： 応用測量,その他  (RC02060Z) ,  基礎の破壊・補強,擁壁,その他  (RA03100V)

引用文献 (14件)：

• 1. 大津慎一,佐田達典,水本雅夫,2004.三次元レーザープロファイラーを用いた城郭石垣計測システムの開発,三井住友建設技術研究所報告,第2号,pp. 223-230.
• 2. 後藤敏行,2007.デジタル情報保存のためのメタデータ:現状と課題,情報管理,Vol. 50,No. 2,pp. 74-86.
• 3. 金野哲士,今野晃市,千葉則茂,2007.平面性に基づいた測定点群の階層的な領域分割による稜線抽出法,芸術学会論文誌,Vol. 6,No. 4,pp. 197-206.
• 4. 朴 明哲,森本雅史,立花純児,村川猛彦,宇都宮啓吾,中川 優,2007.人文研究を支援するデータベースシステム-聖教検索および系図表示-,情報知識学会誌,Vol. 17,No. 2,pp. 105-110.
• 5. 横山 大,2004.地上据置型レーザスキャナを用いた地形計測のためのフィルタリング手法に関する研究,写真測量とリモートセンシング,vol. 43,No. 3,pp. 22-29.

タイトルに関連する用語 (5件)： 平坦性 ,  評価 ,  点群データ ,  城壁 ,  CADデータ