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J-GLOBAL ID：201002269649048470   整理番号：10A0723090

Poly(p-maleimidostyrene)の末端反応性を利用したPoly(p-maleimidostyrene)-b-polyetherブロックポリマーの合成

Synthesis of Poly(p-maleimidostyrene)-b-polyether Block Polymer with Poly(p-maleimidostyrene) as a Macromolecule Initiator

著者 (2件)： 黒田茂男 (埼玉工業大学工学研究科) ,  萩原時男 (埼玉工業大学工学研究科)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 67  号： 6  ページ： 337-340 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 異なる重合反応性を有する炭素-炭素二重結合を有する N-(4-vinylphenyl)maleimide のスチリル基を,α-クロロエチルベンゼンと塩化スズ(IV)を成分とする開始剤にテトラブチルアンモニウムクロリドを添加した系で位置選択的に重合することによって,停止末端が α-クロロアルキルベンゼン構造の poly(p-maleimidostyrene)(PMS)を得た.その PMS と AgSbF₆ を組合せた高分子開始剤系にて環状エーテルの開環重合を行った.THF およびエチレンオキシドをモノマーとする重合ではいずれも二峰性の分子量分布を有する高分子物質が得られた.この高分子物質のうち低分子量部分は開始剤の一成分である PMS と同じ分子量を有していたが,高分子量部分は開始剤として用いた PMS より高い分子量を有しており,この部分を分取して NMR により構造を解析した結果,マレイミド基を密にペンダントした PMS 上にポリエーテルがブロックした PMS-b-polyether の構造であることが明らかになった.(著者抄録)

シソーラス用語： マクロ開始剤 ,  *ブロック共重合 ,  ポリエーテル ,  *ブロック共重合体 ,  *末端基 ,  ポリスチレン ,  重合体 ,  二重結合 ,  化学合成
準シソーラス用語： ポリマレイミド

分類 (1件)： 共重合  (CG04030D)

引用文献 (17件)：

• 1) T. Hagiwara, I. Suzuki, K. Takeuchi, H. Hamana, and T. Narita, Macromolecules, 24, 6856 (1991).
• 2) J. E. Moore and W. H. Ward, J. Am. Chem. Soc., 78, 2414 (1956).
• 3) T. Kitagawa, T. Kawasaki, and H. Munechika, J. Biochem., 92, 585 (1982).
• 4) T. Kitagawa, T. Shimozono, T. Akiwa, and H. Nishimura, In “Peptide Chemistry”, T. Nakajima, Ed., (1976, Osaka, Japan), p 21.
• 5) X. Wang, T. Hagiwara, and S. Uchiyama, Anal. Chim. Acta, 587, 41 (2007).

タイトルに関連する用語 (2件)： 反応性 ,  ポリマー