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J-GLOBAL ID：201002269869346871   整理番号：10A0139474

原子論と粗視化記述を組み合わせた殺菌ペプチドによる膜ポレーション

Membrane poration by antimicrobial peptides combining atomistic and coarse-grained descriptions

著者 (4件)： RZEPIELA Andrzej J. (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  SENGUPTA Durba (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  GOGA Nicolae (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  MARRINK Siewert J. (Univ. Groningen, Groningen, NLD)
資料名： Faraday Discussions  (Faraday Discussions)
巻： 144  ページ： 431-443  発行年： 2010年 
JST資料番号： C0377A  ISSN： 1359-6640  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 原子論と粗視化記述を組み合わせた殺菌ペプチドによる膜ポレーションを示した。殺菌ペプチド(AMPs)は脂質膜を透過するマガイニンのような小カチオンペプチドを含む大きなペプチド族からなる。従来の原子論レベルシミュレーションはマガイニン-H2ペプチドがトロイダル膜貫通細孔を形成することを示したが,系サイズと時間スケールに制限があった。そこで粗視化(CG)記述を適用し,原子論の無秩序性及び細孔トポロジーがCGレベルで維持されることを実証した。提案CGスキームはマガイニン-H2ペプチドの自発的ポレーション研究に有用であり,このシミュレーションによってペプチドと脂質間の複合相互作用を含めた生体物理膜過程のマルチスケール考察が可能になった。

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  離散系 ,  分子動力学 ,  立体配座 ,  位相幾何学 ,  *抗微生物薬 ,  *生理活性ペプチド ,  *細孔構造 ,  膜貫通タンパク質 ,  無秩序系 ,  脂質 ,  経時変化 ,  ポリペプチド
準シソーラス用語： トポロジー ,  原子論的シミュレーション ,  粗視化分子動力学 ,  膜貫通領域

分類 (3件)： 物理化学一般その他  (CB01030T) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  数値計算  (JE02000J)

物質索引 (1件)： マガイニンH

タイトルに関連する用語 (4件)： 粗視化 ,  記述 ,  殺菌 ,  ペプチド