抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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約300nm厚のZn
0.87Al
0.06Ni
0.07O,Zn
0.83Al
0.06Ni
0.11OおよびZn
0.81Al
0.04Ni
0.15O膜をガラス基板上に300KでZnO:AlおよびNiターゲットを同時スパッタすることにより堆積した。膜は真空中673Kで2時間,膜面に沿って印加した4.8×10
4A/mの磁界のもとでアニールし,磁界無しで室温まで冷却した。膜は全てウルツ鉱型構造であり,基板に垂直な薄い柱状結晶粒から構成されていた。アニーリングはZn
0.87Al
0.06Ni
0.07OおよびZn
0.83Al
0.06Ni
0.11Oに対して膜成長方向における(002)配向成長を促進し,またZn
0.81Al
0.04Ni
0.15O膜に対しては(100)配向成長を促進した。アニーリングは結晶粒径を僅かに増加させた。弱いNiの回折ピークが高Ni含有量のアニール膜で検出された。アニーリングは膜の室温強磁性を増大させた。磁化の温度依存性から,アニール膜ではCurie温度が400K以上になることが確認された。磁場印加下でアニールした膜は異方性磁気特性を示した。アニールしたZn
0.87Al
0.06Ni
0.07O膜は最低の抵抗率(8.73×10
-3Ωcm),最高の自由電子密度(1.73×10
20cm
-3)とHall移動度(4.16cm
2V
-1s
-1)を有した。50Kから300Kまでの抵抗率の温度依存性から,キャリア輸送機構が低温領域ではMott可変領域ホッピングであり,高温域では熱励起バンド伝導であることが明らかになった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.