抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文は,プラスチックラジエータを利用した放射冷暖房システムに関する一連の研究の第2報であり,主に冷房用途で利用する放射冷暖房システム向け鋼板製ラジエータで課題となる高価格の問題を解決するため,加工が容易なプラスチックの特徴を活かし,投影面積あたりの伝熱面積を増加させた,プラスチック管を主材料とする除湿型放射冷暖房用ラジエータの開発と性能評価を実施したものである。本プラスチック管ラジエータの非結露時における伝熱面積あたりの冷房能力は市販の鋼板ラジエータとほぼ同等であり,投影面積あたりの冷房能力は,単位投影面積あたりの伝熱面積が大きいプラスチック管ラジエータの方が大きい。プラスチック管ラジエータの結露時における伝熱面積あたりの冷房能力は,除湿能力が劣るため低いものの,投影面積あたりの冷房能力は市販の鋼板ラジエータに匹敵することが示唆された。(著者抄録)