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J-GLOBAL ID：201002269989256183   整理番号：10A1617367

ホスファチジルエタノールアミンN-メチルトランスフェラーゼの2つのアイソフォームの機能解析

Functional analysis of two isoforms of phosphatidylethanolamine N-methyltransferase

著者 (3件)： MORITA Shin-ya (Kobe Pharmaceutical Univ., Kobe, JPN) ,  TAKEUCHI Atsuko (Kobe Pharmaceutical Univ., Kobe, JPN) ,  KITAGAWA Shuji (Kobe Pharmaceutical Univ., Kobe, JPN)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 432  号： 2  ページ： 387-398  発行年： 2010年12月01日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ホスファチジルエタノールアミン(PE)をメチル化して膜ホスファチジルコリン(PC)を生成するホスファチジルエタノールアミンメチルトランスフェラーゼ(PEMT)にはアミノ酸鎖長の異なる2つのアイソフォーム,PEMT-LおよびPEMT-Sが存在する。HEK293細胞において両アイソフォームを発現させ,それらの機能を解析した。両アイソフォームはどちらも小胞体(ER)に局在化していたが,L型のみがN-グリコシル化されていた。両アイソフォームを発現している細胞では細胞内のPC量は増加したが,S型のみが発現した細胞ではPE量が減少し,L型のみが発現している細胞ではPE量に変化がなく,両アイソフォームは基質特異性が異なることが示唆された。PEMTの活性と基質特異性はERに局在するPEMT-Lのグリコシル化されたN端領域によって制御されていると考えられた。

シソーラス用語： *N-メチルトランスフェラーゼ ,  HEK293細胞 ,  アイソザイム ,  グリコシル化 ,  翻訳後修飾 ,  基質特異性 ,  細胞内分布 ,  *レシチン ,  *膜脂質
準シソーラス用語： *ホスファチジルエタノールアミンN-メチルトランスフェラーゼ

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  生体膜一般  (EF04010G)

タイトルに関連する用語 (3件)： ホスファチジルエタノールアミンN-メチルトランスフェラーゼ ,  アイソフォーム ,  機能解析