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J-GLOBAL ID：201002270037162116   整理番号：10A1536866

全水銀分析のための暴風雨中における自動流水試料採取の評価

Evaluation of automated streamwater sampling during storm events for total mercury analysis

著者 (4件)： RISCASSI Ami L. (Univ. Virginia, VA) ,  CONVERSE Amber D. (Univ. Virginia, VA) ,  HOKANSON Kelly J. (Univ. Virginia, VA) ,  SCANLON Todd M. (Univ. Virginia, VA)
資料名： Journal of Environmental Monitoring  (Journal of Environmental Monitoring)
巻： 12  号： 10  ページ： 1833-1839  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： W1160A  ISSN： 1464-0325  CODEN： JEMOFW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 流水中の全水銀を調べるのに使用する,フッ素ポリマーチューブとガラス瓶を備えた自動試料採取器の有効性を検討した。まず実験室で(1)試料採取時のチューブなどへの付着による繰り越し効果,(2)試料瓶への堆積,(3)試料からの逃散/堆積,について手作業での試料採取と比較して確認した。水銀注入後の流水中の水銀濃度は小さく,試料採取方法による差や,繰り越し効果はほとんど無かった。蓋をしない空の瓶に試料を入れ,3日間ないし7日間保管したときの全水銀堆積は無視出来る程度であった。試料を入れた後蓋をし,3°Cで保管すると8時間までは指数関数的に全水銀濃度は低下し,その後はほとんど変化しなかった。3日間保管後の全水銀濃度に及ぼす温度の影響を調べたところ,温度が高いほど濃度低下は大きかった。凍らせた状態では濃度低下はほとんど無かった。自動試料採取器を用いて現場で試料採取を行い,手作業による採取と比較した。得られた試料の全水銀濃度には試料採取方法による差は無かった。この自動試料採取器は低濃度の水銀を分析するために,暴風雨により増水した水路での試料採取に有効と言える。

シソーラス用語： *水銀 ,  暴風雨 ,  *自動化 ,  試料採取 ,  評価 ,  *試料採取器 ,  フッ素化重合体 ,  ガラス瓶 ,  有効性 ,  実験室 ,  付着 ,  堆積 ,  手作業 ,  指数関数 ,  温度依存性 ,  水路 ,  *水質試験 ,  重金属汚染
準シソーラス用語： 流水

分類 (2件)： 水銀とその化合物  (SB05023Z) ,  水質調査測定一般  (SB02060X)

タイトルに関連する用語 (6件)： 水銀 ,  分析 ,  暴風雨 ,  流水 ,  試料採取 ,  評価