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J-GLOBAL ID：201002270117848221   整理番号：10A0484177

Neisseria meningitidis PorBの溶質輸送,ヌクレオチド調節と免疫学的認識の構造基盤

Structural basis for solute transport, nucleotide regulation, and immunological recognition of Neisseria meningitidis PorB

著者 (3件)： TANABE Mikio (Vanderbilt Univ. Medical Center, TN) ,  NIMIGEAN Crina M. (Weill Cornell Medical Coll., NY) ,  IVERSON T. M. (Vanderbilt Univ. Medical Center, TN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 15  ページ： 6811-6816  発行年： 2010年04月13日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Neisseria meningitidisは,グラム陰性菌であり,細菌性髄膜炎を誘発する。その外膜蛋白質PorBはToll様受容体介在宿主免疫反応を示す。今回,PorBのX線結晶構造を2.3Åの分解能で検討した。構造解析と共結晶化研究は,チャンネルポアを介する3つの溶質輸送系を同定した。非選択的にカチオンを輸送するもの,非選択的にアニオンを輸送するものと糖の特異的取込を促進するものであった。感染中,PorBは宿主ミトコンドリアATPに結合するようであった。ATPアナログAMP-PNPとの共結晶化はヌクレオチド結合がポアの部分的閉塞と電圧開閉ループ運動の制限によりこれらの輸送系を調節することを示唆した。ProBはN.meningitidisの表面に局在し,宿主免疫系受容体はこれを認識し得た。さらに,構造解析は,感染宿主反応中に内在免疫系のToll様受容体による外膜蛋白質の認識に関する機構を示唆した。

シソーラス用語： *髄膜炎菌 ,  ヌクレオチド ,  *外膜タンパク質 ,  X線回折 ,  X線構造解析 ,  ミトコンドリア ,  アデニンヌクレオチド ,  Toll様受容体 ,  イオンチャンネル ,  取込 ,  自然免疫 ,  ポリン ,  分子間相互作用 ,  リポソーム ,  リボヌクレオチド
準シソーラス用語： PorB ,  X線結晶構造解析 ,  蛋白質間相互作用

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  微生物の生化学  (EG03020N)

物質索引 (2件)： AMP-PNP ,  ATP【ヌクレオチド】

タイトルに関連する用語 (5件)： Neisseria ,  溶質輸送 ,  ヌクレオチド ,  調節 ,  基盤