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J-GLOBAL ID：201002270187376769   整理番号：10A0906258

エピジェネティクスと化学的安全性評価

Epigenetics and chemical safety assessment

著者 (6件)： LEBARON Matthew J. (Toxicology & Environmental Res. & Consulting, The Dow Chemical Co., 1803 Building, Midland, MI 48674, USA) ,  RASOULPOUR Reza J. (Toxicology & Environmental Res. & Consulting, The Dow Chemical Co., 1803 Building, Midland, MI 48674, USA) ,  KLAPACZ Joanna (Toxicology & Environmental Res. & Consulting, The Dow Chemical Co., 1803 Building, Midland, MI 48674, USA) ,  ELLIS-HUTCHINGS Robert G. (Toxicology & Environmental Res. & Consulting, The Dow Chemical Co., 1803 Building, Midland, MI 48674, USA) ,  HOLLNAGEL Heli M. (Toxicology & Environmental Res. & Consulting, The Dow Chemical Co., Horgen, CHE) ,  GOLLAPUDI B. Bhaskar (Toxicology & Environmental Res. & Consulting, The Dow Chemical Co., 1803 Building, Midland, MI 48674, USA)
資料名： Mutation Research  (Mutation Research)
巻： 705  号： 2  ページ： 83-95  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： C0520A  ISSN： 0027-5107  CODEN： MRFMEC  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： エピジェネティクスは,生物学と毒物学に関係するので,変異を含まず,連続した刺激無しに伝播する遺伝子発現の遺伝的変化として定義しうる。潜在的に可逆的であるが,これらの遺伝的変化は有糸分裂性,減数分裂性,または多世代的として分類されるかもしれない。このことは細胞の機能における後成的制御の幅広い影響を意味する。多くの生物学的反応が,時々信頼のおける科学的証拠に基づき,そしてしばしば同定された遺伝学的変異の代わりに,「後成的変化」により引き起こされるとして分類されてきた。認められた後成的変化の理解と解釈を複雑にするのは,エピゲノムの正常状態と動的な変化の不完全な理解である。この現れつつある分野は来る数年に毒物学の研究と実践に著明な影響を与えそうである。この文書は,後成的修飾の科学の現状,これらの変化を測定するために用いられる手法を概説し,後成的変化の同定における強みと潜在的な弱みに関し現在の毒物学の一連の試験を評価する。加えて,ジエチルスチルベストロール,ビンクロゾリン,そしてビスフェノールAにより誘導される多世代的効果を意味する症例研究を概説し,安全性評価におけるエピジェネティクスの適用とその研究デザインの強みと制限を説明する。安全性評価において現在用いられる毒物学試験の評価は,これらの試験が後成的変化より生ずる潜在的に有害な結果の同定を期待されることを明らかにした。さらに,毒物学におけるエピジェネティクスの科学の我々の理解を増すために,本総説はエピゲノムにおける生物学と変動のしっかりした理解が,後成的変化に関連した可能性のある有害な健康上の効果についての懸念を説明するのに必須であることを明らかにした。最後に,関連性のある用量,用量率,曝露の経路,そして実験モデルを含む毒物学の研究を導く基本的な原理が,この現れつつある科学の領域内の研究のデザインと解釈において考慮される必要がある。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *遺伝学 ,  *安全評価 ,  減数分裂 ,  有糸分裂 ,  突然変異 ,  毒物学 ,  メチル化 ,  化学修飾 ,  RNA干渉 ,  siRNA ,  発癌物質 ,  免疫毒性 ,  食餌効果 ,  *エピジェネティクス
準シソーラス用語： *安全性評価 ,  DNAメチル化 ,  ヒストン修飾

分類 (2件)： 発癌機序・因子  (GE02020C) ,  遺伝学研究法  (EC01020N)

タイトルに関連する用語 (3件)： エピジェネティクス ,  化学的安全性 ,  評価