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J-GLOBAL ID:201002270223805582   整理番号:10A0164846

共鳴異常X線反射率により観察した白雲母-溶液境界でのストロンチウムとフルボ酸の競争吸着

Competitive adsorption of strontium and fulvic acid at the muscovite-solution interface observed with resonant anomalous X-ray reflectivity
著者 (5件):
資料名:
巻: 74  号:ページ: 1762-1776  発行年: 2010年03月15日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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白雲母(001)表面に吸着したSr2+とフルボ酸(FA)の分子規模分布を,in situ鏡面反射X線反射率(XR)と共鳴異常X線反射率(RAXR)を用いて調べた。pH5.5で1×10-2mol/kg SCl2とエリオット土壌フルボ酸(ESFAII)溶液から吸着したSr2+の総量は,白雲母表面負荷の81±5%を補償し,同じSr濃度とpHを有するESFAIIのない溶液中でのこれまでの測定(118±5%)より少ない。内側球面(IS)と外側球面(OS)のSr2+は,FAなしの溶液中のIS:OS比42:58に比べると19:81の総吸着化学種の87%を組織し,吸着FAが表面サイトに対しIS SR2+と拮抗することを示唆する。ISとOSのSr2+の両方の被覆率は,同じ濃度のFAと0.5×10-2mol/kg Sr(NO3)2を含むpH3.5の溶液において,さらに多く減少し,一方,著しい量のSr2+がFA層中のFAから遠く離れて集積した。~10Åの厚さのFA層中に取り込んだSr2+量は,FA濃度(100→1mg/kg)の減少と,Sr2+濃度(0.5×10-2→1×10-2mol/kg)とpH(3.5→3.6)の増加に伴い,79%だけ減少した。これらの結果は,吸着FA分子(そして恐らくH3O+も)は白雲母表面近くでSr2+と置換するだけでなく,吸着FAフィルムが表面から離れて追加Sr2+に対する結合サイトを与えることを示す。50時間,100mg/kg ESFA II溶液中での反応後のFAによりあらかじめ被覆した白雲母が,引き続いてpH3.7で0.5×10-2mol/kg Sr(NO3)2と100mg/kg ESFA II溶液と反応するとき,著しいフラクションのSr2+が,同じ濃度であらかじめ混合したSr-FA溶液と,pH3.5で反応した新鮮な白雲母で観察したのと同じFAフィルムの外側部分に分布していた。しかしながら,予め吸着した有機フィルムに吸着したこのSr2+は,もっと広く分布して低い被覆率を持ち,予め吸着したFAは,その能力と,水中Srカチオンを吸着するための白雲母(001)表面の能力を減ずる分別,そしてあるいは構造変化を被った可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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有機地球化学 

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