文献

J-GLOBAL ID：201002270242678230   整理番号：10A0160353

植物の熱発生で何が決定的か?熱発生性及び非熱発生性ザゼンソウ間のミトコンドリア活性及び蛋白質発現の差異

What is critical for plant thermogenesis? Differences in mitochondrial activity and protein expression between thermogenic and non-thermogenic skunk cabbages

著者 (3件)： ITO-INABA Yasuko (Iwate Univ., Morioka, JPN) ,  HIDA Yamato (Iwate Univ., Morioka, JPN) ,  INABA Takehito (Iwate Univ., Morioka, JPN)
資料名： Planta  (Planta)
巻： 231  号： 1  ページ： 121-130  発行年： 2009年12月 
JST資料番号： C0607A  ISSN： 0032-0935  CODEN： PLANAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2種の熱発生性及び非熱発生性ザゼンソウ(Symplocarpus renifoliusとLysichiton camtschatcensis)の2種のエネルギー放散蛋白質オルタナティブオキシダーゼ(AOX)及びアンカップリング蛋白質(UCP)の遺伝子クローニングを行い,その一次構造を他の熱発生性及び非熱発生性植物のものと比較検討した。L.camtschatcensis肉穂花序ミトコンドリアのミトコンドリア密度,呼吸活性,AOX量はS.renifoliusのものより低く,UCP量は高かった。L.camtschatcensisのAOX及びUCP mRNAは各種組織で構成的に発現していた。2種のAOX及びUCPの構造は他の熱発生性植物由来アイソフォームと比較して類似していた。熱発生性にはAOX,UCPのアミノ酸配列よりミトコンドリア密度,呼吸活性,蛋白質発現量が重要であることを示唆した。

シソーラス用語： *サトイモ科 ,  *発熱 ,  ミトコンドリア ,  形質発現 ,  呼吸 ,  組織特異性 ,  ヌクレオチド配列 ,  *脱共役タンパク質 ,  遺伝子クローニング ,  *オルタナティブオキシダーゼ ,  *ザゼンソウ ,  *酸化還元酵素 ,  遺伝
準シソーラス用語： *オキシドレダクターゼ ,  Lysichiton camtschatcensis ,  Symplocarpus renifolius

分類 (1件)： 植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (6件)： 植物 ,  熱発生 ,  ザゼンソウ ,  ミトコンドリア活性 ,  蛋白質発現 ,  差異