抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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小さな光吸収係数の測定の方法を示す。本方法は,共振器が非ゼロの熱屈折係数dn/dTまたは非ゼロの膨張係数α
thをもつ吸収材料を含む場合に起きる共振器のAiryピークの変形を利用する。光吸収は,局所的温度変化と強度依存の位相シフト,すなわち光熱自己位相変調をもたらす。Markov連鎖モンテカルロ法アルゴリズムを適用した数値時間領域シミュレーションを用いた時間分解測定の比較から,その吸収係数を導く。7mol.%の酸化マグネシウムを添加したニオブ酸リチウムの吸収係数に対しを適用し,α
LN=(5.9±0.9)×10
-4/cmの値を導く。また,本方法は,より低い吸収係数をもつ材料にも適用できる。本モデリングに基づき,10
4のオーダの共振器のフィネスの値を用いて,10
-8/cmの低い吸収係数を測定できると推定する。(翻訳著者抄録)