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J-GLOBAL ID:201002270531576594   整理番号:10A1153470

微生物炭酸塩沈殿(microbial carbonate precipitation)のための最適条件

Optimum conditions for microbial carbonate precipitation
著者 (2件):
資料名:
巻: 81  号:ページ: 1143-1148  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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細菌のタイプ,細菌細胞濃度,初期尿素濃度,反応温度,初期Ca2+濃度,イオン強度および媒質のpHは,ウレアーゼ酵素の活動を制御する要素の一部であり,微生物炭酸塩沈殿(MCP)に重大な影響を与える可能性がある。これらの要素に基づいて要因実験を計画して,経済利点を考慮に入れると同時に品質の成果を生み出す最適な条件を決定した。Sporosarcina pasteurii ATCC11859株を,定温(25°C)および定イオン強度で,さまざまな量の尿素,Ca2+,および細菌細胞濃度とともに用いた。それらの結果は,尿素分解(ureolysis)速度(kurea)が細菌細胞濃度とともに上昇して,そして,細菌性細胞濃度は初期尿素濃度よりも大きな影響をkureaに与えることを示している。25mmol/lのCa2+濃度では,細胞数で106/mlから108/mlまで細菌細胞濃度を上昇させることによって,堆積したCaCO3と固定化されたCO2を30%よりも多く増加させた。しかしながら,Ca2+濃度を250mmol/lまでと,10倍に濃くしたとき,堆積したCaCO3と固定化されたCO2の量は,初期の尿素濃度の如何に関係なく,100%以上増えた。したがって,この研究の実験条件のもとでのMCPのための最適条件は,細菌細胞濃度が細菌数で2.3×108/mlにおいて,尿素が666mmol/l,そしてCa2が250mmol/lであった。しかしながら,それぞれの量がそれらの経済的利点の範囲内であるならば,尿素,Ca2+および細菌細胞のより高い濃度を用いるほど,より大量のCaCO3の堆積を達成することができる。X線回折,走査電子顕微鏡およびエネルギー分散X線分析によると,形成された堆積物はCaCO3であって,大部分を占める方解石結晶と少量のファーテル石結晶によって構成されていた。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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環境衛生,公害対策一般  ,  代謝と栄養 
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