抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大手海運企業の外国人船員の能力開発を国境を越えた「知識移転」として捉え,それが成功するための要件とは何かを検討した。外航船船員は多岐にわたる国籍で構成されるため,全社レベルでの知識の標準化を実現するには,海運企業が蓄積した知識を国境を越えて個々の船員に移転することが不可欠である。形式知的要素の移転を成功裏に行うための要件として,体系的トレーニングプログラムに対する投資と整備,外国人船員の継続的雇用,監査制度によるフィードバック,の3点を提起した。暗黙知的要素の移転はオペレーション現場での業務経験を通じて移転される。効率的に行われる要件として,マンニングによるコミュニケーション環境の形成,トレーニング手法の形式知化と評価制度の整備,の2点を提起した。