抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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35052近年,蓄電池の性能が著しく向上し,出力や容量も向上する一方,価格も低下してきた。これらの状況を踏まえ,JR東日本では,ディーゼルハイブリッド車両に続いて,非電化区間を走行する車両の環境性能を向上するための方策として,架線の下では従来の電車と同様に走行でき,非電化区間ではパンタグラフを下げて蓄電池の電力のみで走行する「蓄電池駆動電車システム」の開発を開始した。このシステムの名称は,蓄電池搭載車両と地上側の充電設備を含めた地上・車上双方からなる全体システムの名称であるが,車両側の開発を先行させることとした。2009年9月には,このシステムを搭載したクモヤ995形試験電車(愛称「NE Train スマート電池くん」)が完成し,10月より大宮総合車両センター内の試験線での試験を,2010年1月からは宇都宮線を中心に本線での試験を実施した。開発の背景と,全体システムの構成,開発した車両側のシステムの概要を紹介した。