抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ミツバチにおける昆虫ホルモンの様相とその働きについて考察した。昆虫の生理を主導しているのは,アラタ体から分泌される幼若ホルモン(JH),前胸腺から分泌されるエクジステロイド,そしてそれらの器官の分泌と放出を支配している脳ホルモンである。昆虫の卵巣成熟に及ぼす内分泌機能は昆虫種により様々であるが,JHはそれを促進すると考えられる。ミツバチの女王蜂分化にも,このホルモンが関与している可能性が高い。多量の摂食がJHの分泌を促し,それが女王蜂の形質の形成を引き起こす。JHの分泌量とそれに対する蜂の感受性が,蜂の社会性を規定している可能性がある。