抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トロール漁具の性能を多面的に比較することを目的とした。拡網装置としてビームを使用した小型トロール漁具と,キャンバス製のカイトを使用した小型トロール漁具の操業実験を行い,漁具特性,漁獲性能ならびに操作性と作業者への身体負荷を定量的に評価した。その結果,拡網装置としてカイトまたはビームを用いたトロール漁具の形状や流体抵抗は,両者でほぼ等しかった。また,両者の網口高さと袖先間隔は等しく,カイトはビームと同様の拡網性能を具備していた。漁獲性能の観点からは,カイトトロールはビームトロールの半分の規模で同等の漁獲性能を確保できる。身体負荷の観点からは,投網・揚網作業ともにビームトロールの方が労働負荷は大きく,揚網作業では有意差が認められた。