文献

J-GLOBAL ID：201002270797737224   整理番号：10A0909833

金の殻状微粒子を用いたSERSによる水銀(II)の検出

Mercury(II) detection by SERS based on a single gold microshell

著者 (5件)： HAN Donghoon (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  LIM Sung Yul (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  KIM Beom Jin (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  PIAO Lilin (Seoul National Univ., Seoul, KOR) ,  CHUNG Taek Dong (Seoul National Univ., Seoul, KOR)
資料名： Chemical Communications  (Chemical Communications)
巻： 46  号： 30  ページ： 5587-5589  発行年： 2010年08月14日 
JST資料番号： D0376B  ISSN： 1359-7345  CODEN： CHCOFS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 表面増強Raman散乱(SERS)分光法の定量分析への応用について,中空の金ナノ粒子(GNP)による表面増強効果を利用する方法に着目し,痕跡量のHg²⁺の定量への応用を検討した。ポリスチレン球状微粒子内核/金薄層外殻構造のGNPは,表面をプローブ発色団係留DNA(5′-HS-(CH₂)₆-CTTGTTTCTCCCCCCTGTTTCTTG-テトラメチルローダミン-3′)で修飾すると,溶液中のHg²⁺を選択的にDNA部分に捕捉し,GNPの表面増強効果の利用(ローダミンの振動スペクトル測定)でHg²⁺を高感度検出できる(Hg²⁺との相互作用によるDNAの配座変化(T-T不適性塩基対の安定なT-Hg(II)-T塩基対への転換)に基づくヘアピン構造の形成でGNPとプローブ発色団とが接近)。この方法を種々の共存カチオン中のHg²⁺の検出に適用し(検出下限:50nM),その有用性を確認した。

シソーラス用語： *金属イオン ,  *水銀化合物 ,  *検出 ,  ナノ粒子 ,  表面増強Raman分光法 ,  ポリスチレン ,  DNA【核酸】 ,  酸素複素環化合物 ,  ヘアピン構造
準シソーラス用語： SERS分光法 ,  ローダミン ,  金ナノ粒子 ,  *水銀イオン

分類 (1件)： 分光分析  (CC03012W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 金 ,  殻 ,  微粒子 ,  水銀