ナノドメインCa<sup>2+</sup>を必要とするシナプス小胞のエンドサイトーシス機構への成長性移行

YAMASHITA Takayuki; EGUCHI Kohgaku; SAITOH Naoto; VON GERSDORFF Henrique; TAKAHASHI Tomoyuki; TAKAHASHI Tomoyuki

文献

J-GLOBAL ID：201002270848680001 整理番号：10A0768376

ナノドメインCa²⁺を必要とするシナプス小胞のエンドサイトーシス機構への成長性移行

Developmental shift to a mechanism of synaptic vesicle endocytosis requiring nanodomain Ca²⁺

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資料名：
巻： 13 号： 7 ページ： 838-844 発行年： 2010年07月
JST資料番号： W1370A ISSN： 1097-6256 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

ラットのHeldのカリックスの神経末端の膜容量を測定して,Ca²⁺がシナプス小胞のエンドサイトーシスとエキソサイトーシスを調整する機構を調べた。未熟なシナプスのエンドサイトーシスはカルモジュリン(CaM)/カルシニューリン(CaN)依存性で,それにはCa²⁺チャンネルの近傍のCa²⁺ナノドメインの外側のCa²⁺が関与した。シナプスの成熟に伴って,このようなエンドサイトーシスは大規模なエキソサイトーシスの後にだけ生じるようになった。未熟シナプスでは大規模なエクソサイトーシスの後にGTP非依存性のエンドサイトーシスが生じたが,これはシナプスの成熟と共に消失した。成熟シナプスのエンドサイトーシスにはCa²⁺ナノドメインが関与し,それはGTP依存性でCaM/CaN非依存性であった。ナノドメインCa²⁺はシナプス小胞のエンドサイトーシスとエキソサイトーシスを同時に引き起こすようである。

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成長 , 細胞生理一般

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ナノドメインCa2+を必要とするシナプス小胞のエンドサイトーシス機構への成長性移行

ナノドメインCa²⁺を必要とするシナプス小胞のエンドサイトーシス機構への成長性移行