抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「ソフトウェア開発データ白書」は開発企業プロジェクトの実績データを収集・分析したものであり,開発プロジェクトの見積もりや計画における予測に利用されている。本論文では,前記データをより深く活用してもらうために,1)工数・工期の見積もり,2)要員山積みの計画,3)プロジェクト遂行時における今後の見通し,4)実績の評価といった場面での利用法を示した。まず,1)としてはパラメトリックなモデルによる予測が可能であり,±50%の信頼幅に入っていることでFP(Function Point)規模と工数の妥当性を判断したり,信頼幅95%の下限値を限界と見なして工数と工期を見積もる方法について述べた。次に,工数と工期の比率データを用いて2)の妥当性を確認する手順を説明した。また,3)の評価事例として開発5工程の工程別工期比率データから,基本設計工程での遅れの影響を予測した。さらに,4)では工数と工期の関係を実績表示してプロジェクト完了時にプロジェクト評価を行ったり,FP規模とFP生産性から見たプロジェクトマネージャの評価やプロジェクトマネジメントへの活用例を示した。