抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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実用化されている光ワイヤレスLANでは,基地局中にある多数のLED光源から,下方にある移動可能な子局に向けて光信号が送出される。基地局のサービスエリア内に存在する子局には基地局との間で信号のやり取りが保証される。基地局の送出する光パワーを一定としたとき,サービスエリア内における最小光パワー密度はシステム設計上重要なパラメータである。使用する光源や受光素子の規格に余裕を与える上で,その値ができるだけ大きいことが望ましい。本論文では,最小光パワー密度を最大にする観点から,基地局内に設置した多数の光源の配置や特性に関する最適条件について検討している。実用化されている光ワイヤレスLANを参考にして,サービスエリアは円形とし,基地局内の光源は同心円環状に多数配置され,それらから放射される光ビームが全体として基地局中心軸を基準に回転対称となるように配置されるものとしている。数値計算によって最適な条件を導くとともに,試作した擬似基地局がもつ光パワー分布との比較を通して,数値計算に用いた基本式の妥当性を確認している。(著者抄録)